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月曜日の憂鬱を解消する方法

 

憂鬱に落ち込む女性

 

心地よい人生の便り

 
<11通目>

月曜日の憂鬱を解消する方法

 

┃月曜日の朝も午後も憂鬱

 
生きづらい人生に、7日ごとにおとずれる魔の瞬間のひとつ。
 
月曜日の朝。
 
頭がモヤモヤとして、いつまでも目が覚めない。
 
まだなにもしていないのに気分が滅入っている。
 
こんな状態では、会社に行くどころか起き上がることもすらできない。
 
にもかかわらず、時計は容赦なく針を進めていく。
 
焦りや恐怖心が湧いてくる。
 
まさに「憂鬱の極致」としか言いようのない状態です。
 
しかもこれだけでは終わりません。
 
次に訪れる魔の瞬間は、月曜日の午後。
 
這うようにして職場まではきたものの、仕事がほとんど手につかない。
 
なんとかしのいでランチタイムを迎える。
 
たいして行きたくもない店に、たいして行きたくもない人と出かける。
 
そして気をつかいながら「楽しそうに」会話を弾ませる。
 
休んだ気になれずどっと疲れて席に戻ると、そこに待っているのは午前中にこなさなければならなかった仕事の山・・・。
 
あなたもそんな「月曜日の憂鬱」に悩まされることはありませんか?
 
 

┃月曜日の憂鬱は三理一体で解消する

 
そんなとき、よく目にするノウハウが、
 
「好きなことについて考えましょう」
 
というものや、
 
「音楽や香りで気もちを和ませましょう」
 
というもの。
 
つまり「考え方(心理)」や「環境(物理)」を変化させて、憂鬱に対処しましょうという方法です。
 
もちろん理にかなってはいるのですが、なかなかこれだけで月曜日の憂鬱が解消することはありません。
 
そのために焦ってしまい、より憂鬱になってしまうという悪循環におちいることもありますよね。
 
では、なぜ月曜日の憂鬱に対して、「考え方(心理)」や「環境(物理)」のノウハウが効果を発揮してくれないのでしょうか?
 
それは、「体(生理)」のノウハウが抜け落ちているからです。
 
世間では「心理」のノウハウばかりが幅をきかせていますよね。
 
よくても「心理」と「物理」が一緒に語られるだけ。
 
一方、「生理」のノウハウを語る人は、「生理」以外に焦点を当てようとしません。
 
でもじっさいに私たちは「生理」「心理」「物理」という「三理一体」の人生を送っています。
 
とくに月曜日の憂鬱という強力な悩みには「三理一体」でのぞまなければ、とても太刀打ちできないのです。
 
 

┃「小まめなストレッチ」を加えてみる

 
月曜日の憂鬱が起きたとき、きっとあなたの体は不安や緊張でこわばっているのではないでしょうか?
 
これを放っておいたまま、考え方や環境を整えても、あっという間に憂鬱の世界に引き戻されてしまいます。
 
そこで、月曜日は「小まめにストレッチ」をしましょう。
 
と言っても、仕事中に突然立ち上がって「イッチ、ニ、サン、シッ」とやるわけにはいきませんよね。
 
そこで、今回は座ったまま緊張をほぐすことができる「首のストレッチ」をご紹介します。
 
やり方は下記の3ステップ。
 
※重要※
ケガを防ぐために急激に動かさずに、ゆっくりおこなってください。
 
1.胸を張る
 
2.ヒダリ手で、ミギ肩をグッと下に抑える
 
3.息を吐きながら首をヒダリに傾ける
 
これだけです。
 
これを左右交互にやってみてください。
 
コツは、肩を下げようとしながら首を傾けようとすること。
 
つまり、反対の方向に動かそうとするのです。
 
ちょうど、首のつけ根から体を裂くようなイメージです。
(ちょっと怖い表現ですが)
 
左右それぞれ10秒くらいかけてやってみましょう。
 
もちろんこのストレッチは、体をやわらかくすることが目的ではありません。
 
あくまでも不安や緊張でこわばった体を、憂鬱のアリ地獄から引き戻すための方法です。
 
そして、このストレッチだけで月曜日の憂鬱が解消するわけではありません。
 
同時に、考え方や環境も整えていくことが大切です。
 
「三理」がそろってはじめて月曜日の憂鬱が解消されていくのです。
 
ただし、生きづらさを抱えている人は、もはやこのような「日常的なテクニック」ではどうにもならないかもしれません。
 
人生のフルモデルチェンジが必要な場合もあります。
 
なにをしても月曜日の憂鬱が解消されないのなら、しっかりとご自身の人生と向き合うタイミングが来ているのかもしれません。
 
それでは今日もあなたに『心地よい人生』が訪れますように。
  
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

<参照記事>

三理一体の法則
三理一体の法則とはなにかについて詳しく説明しています。
 

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心地よい人生の便り <目次>

1.体が動かなくなる理由
2.自己評価を上げる方法
3.感謝をしないメリット
4.心も体もクタクタに疲れているのに休めない
5.正反対の感情のあつかい方
6.心が疲れているときには視野を「狭く」しよう
7.ポジティブな感情に「書き換わる」方法
8.ネガティブ思考から脱け出す方法
9.苦しみのエリート意識
10.なにをやっても長つづきしないのはなぜ?
11.月曜日の憂鬱を解消する方法
12.自分の強さに気づき自分を信頼できる方法とは?
13.言い方がきついと言われてしまう
14.セロトニンを増やす朝食
15.躊躇なく行動できるようになる法則
16.悩む自分に嫌気がさしたら
17.セロトニンのいいところ
18.恐怖心はあなたの強さの証明
19.目標の大切さ - なぜ目標を設定するのか?
20.堂々と逃げよう - 逃げることは悪いことなのか?
21.規則正しい生活ができない - 「9時5時生活」がストレスになる
22.覚悟の決め方 - なぜ覚悟が決まらないのか?
23.働く気力がわいてこない - お金と気力の関係
24.焦りや不安を解消する「贅沢」のしかた
25.飽きずにつづけられるようになる2つの工夫
26.本当にやりたいことを見つける方法
27.焦りがしずまる歩き方
28.欲望に振りまわされなくなる習慣
29.現状に満足してもいい?してはいけない?
30.自分を癒したいなら「垣根」を越えよう
31.快楽を罪悪感なく味わう方法
32.心の調子に左右される人は「時速」を計ろう 
33.「本当の気もち」がわからないなら 
34.朝、寝起きの猛烈な不快感に対処する方法
35.「漠然とした不安」の正体と具体的な対処法
36.お金は大切?
37.生きづらい人が「苦手」を受け入れる方法
38.あなたは本当に自分に「甘い」のか?診断テストと改善法
39.感情をしずめる極意
40.原因不明のイライラを解消する方法
41.突然不安になってしまう…
42.気分が落ち込んだ時には?
43.「私は頭が悪い」と感じるなら
44.いつも笑顔で過ごさなくてもいい理由
45.笑顔で過ごした方がいい理由
46.幸福感を持続させる最大のコツ
47.気分の浮き沈みの対処法
48.人間関係で疲れる原因
49.他人の評価を気にしない練習
50.人生がうまくいかない人
51.どうすれば人生がうまくいくのか?
52.自分を変えたい
53.自分を変えられる新習慣
54.生きづらい人におすすめの音楽
55.「コミュ障」という言葉に振りまわされない
56.あなたが、とてつもなくスゴい理由
57.感情を安定させる法則
58.感情を溜めこまない方法
59.興奮し過ぎてしまう
60.興奮し過ぎてハイになった時の対処法
 
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