アダルトチルドレン克服方法

 

アダルトチルドレンを本気で克服する方法

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アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法

 

第11回
親にすべてをブチまけようと思う

 
私は生きづらさ専門カウンセラーとして、多くのアダルトチルドレンの方のカウンセリングをさせていただいてきました。
 
その方たちのほとんどは、ある時期をむかえると、こうおっしゃいます。
 
「親に、自分の気持ちをすべてブチまけてこようと思います。」
 
つまり、今まで自分がされたこと、そして今なおアダルトチルドレンとして自分が苦しんでいること、その激しい思い、恨み、怒り、悲しみを、正直に親にぶつけてみたい、そうおっしゃるのです。
 
それによって何かが変わる、いや、すべてが変わる。
 
氷が砕け散るように、自分の苦しみがこなごなに砕け散ってなくなってくれるのではないか。
 
そんな『予感』がある。
 
あなたも、そう感じたご経験がありますでしょうか?
 
それに対して、私はすすめることも止めることもしません。
 
ただ「ある事実」を伝えます。
 
息子や娘からすべてをブチまけられて、親がすんなり自分の非を認め、謝り、お互いの人生が好転した例を、少なくとも私は見たことがありません、と。
 
反対に、親に逆ギレされたり、鼻で笑われたり、自分の子育ての落ち度に気づこうとすらしない無責任な態度をこれでもかと見せつけられて、強大な怒りや悲しみをさらに増幅させるハメになった例なら山ほど見たことがあります、と。
 
実際に、親に自分の苦しみを認めさせることにこだわりつづけて、親に関わりつづけ、二十代から四十代という貴重な時代を費やしてしまい、定職に就けなくなってしまった人、婚期を逃してしまったひと、出産期を逃してしまったという人からご相談をいただくことが多くあります。
 
さらには、親との抗争のせいで心が乱れ、時間も奪われ、自分の子育てがおろそかになり、我が子を自分と同じようなアダルトチルドレンにしてしまうという、悔やんでも悔やみきれない結果になったという方も少なくありません。
 
もちろん、そうしてまでも、親に自分の苦しみを認めさせたかったという強い気持ちは、持って当然のもの。
 
とても真っ当な思いです。
 
そして、十年、二十年をかけて実際にそれをやり遂げたことで、やっと自分の人生を歩み出すことができたという人もいることは確かです。
 
だから、むやみに否定をするつもりはありません。
 
ただあなたが、そのような長きに渡る苦渋の道に足を踏み入れたいと思わないのなら。
 
親にすべてをブチまける前に、少し立ち止まって考えてみる必要があるかもしれません。
 
なぜなら親というものは、自分の子育ての非をどうしても認められない生き物だからです。
 
認められない人に向かって「認めろ」と言っても、できないものはできない。
 
だからこじれる。
 
ではなぜ親は、ここまで我が子が苦しんでいるのに、自分の非を認めることができないのでしょうか?
 
次回はその理由について見ていきたいと思います。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

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