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更新日:2022年12月6日

生きづらさの「原因」を安易に特定するネット記事が多すぎる 

 

生きづらさの「原因」を安易に特定するネット記事が多すぎる

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生きづらい人生の歩き方

 

第125回
生きづらさの「原因」を安易に特定するネット記事が多すぎる 

 

┃ネットの記事で生きづらい人が苦しんでいる現状

 
ネット記事で見かけた生きづらさの「原因」や「解決法」にこだわって、苦しんでいる方が増えています。
 
あなたも見かけたことがないですか?
 
「生きづらさの原因はこれで決まり!」
「生きづらさの解決法はこれしかない!」
 
など、たった一個に絞って言い切ってしまっている記事。
 
そのために、生きづらい方がその「原因」と「解決法」にとらわれてしまうのです。
 
つまり、
 
「あなたの生きづらさの原因はコレです!」
 
と「特定」されることで、その原因を取り除くことにこだわりつづけてしまう。
 
さらに、
 
「その原因を取り除く方法はコレしかありません!」
 
と「特定」されることで、その解決法にこだわりつづけてしまう。
 
その結果、自分にとってどう考えても逆効果になっているのに、その方法にこだわりつづけて、もっともっと苦しくなっていくという方が増えているのです。
 
そしてその状況は悪化していく一方です。
 
生きづらさ専門カウンセラーとしてそれを見過ごすことができず、この記事を書くに至りました。
 
 

┃なぜ「原因」と「解決法」を特定する記事が増えているのか?

 
生きづらさというのは、その内容も、生じる過程も本当にさまざまです。
 
にもかかわらず、生きづらさ関連のネット記事は、誰にでも当てはまるかのような書き方で、生きづらさの「原因」とその「解決法」を特定してしまいます。
 
いったいなぜそんなにも安易に「原因」と「解決法」を特定してしまうのでしょうか?
 
それは、検索サイトに表示されたときの「クリック数」が増えて「アクセス数」が伸びるから、というのが大きな理由の一つでしょう。
 
その記事を書いた人が事業者であるならば、それは「売上」のアップにつながります。
 
だから、「原因」や「解決法」を安易に特定してしまうのです。
 
さらに、そのような内容の記事は、検索サイトで上位に表示されやすい傾向があります。
 
すると、検索サイトの上位を狙っている人たちが、こぞって同じようにマネをして「原因」と「解決法」を特定した記事を量産します。
 
じっさい、そのような方法をすすめている、有名ブロガーの方やビジネス講師の方も、たくさんおられます。
 
そうして、「原因」と「解決法」を特定する記事が、どんどん増えているというサイクルが生まれているのです。
 
しかしそれは、生きづらい人たちが一つの「原因」や「解決法」にこだわる大きなきっかけをつくってしまっている。
 
その結果、多くの生きづらい方が、より苦しむ結果になっている。
 
そのようなご相談が絶えないという「事実」は、ここでハッキリお伝えしておきたいと思います。
 
もちろん、それらの記事に載っている「原因」や「解決法」がすべて間違っているわけではありません。
 
それどころか、素晴らしい内容のものも多いです。
 
ただ、「特定しすぎ」だということです。
 
有益な情報だけれども、安易に断定し、安易にすすめすぎている。
 
だからこそ、生きづらい方たちもそれを信じ切って、その「原因」と「解決法」こだわってしまうのでしょう。
 
 

┃生きづらさに無理解な人たちが記事を書いている現状

 
あなたは違うと思いますが、ここまで読んだ方の中には、次のように感じる方もいるでしょう。
 
「原因と解決法にこだわってしまう?それはこだわる方が悪いんでしょう」
 
もしそう感じる方がおられたら、その方は生きづらさの基本的なところすら理解していないということだと思います。
 
ましてやそれが記事を書いた方ご本人なのだとしたら、だからこそそのような記事の書き方をしてしまったのかもしれません。
 
こだわるのをやめられたら、生きづらい人たちだって、とっくにやめてます。
 
やめたい、でもやめられない、その強烈な「両極」に引き裂かれているのが、まさに生きづらさのおおきな特徴の一つです。
 
生きづらさと一言でいっても、そこにはあらゆる複雑なはたらきが絡み合っています。
 
また、同じ「生きづらさ」という言葉であっても、まったく別のものを指している場合もあります。
 
生きづらさについての、このような基本的な「事実」。
 
それらを真剣に理解しようともせず、「悩み」という言葉と同じような感覚で「生きづらさ」という言葉を用いている。
 
検索サイトで検索される数が多いから、「悩み」ではなく「生きづらさ」という言葉を選んでいるだけ。
 
それゆえに、生きづらさの「原因」と「解決法」を一つに特定できてしまう。
 
まさに、生きづらさへの「無理解」が成せるワザでしょう。
 
 

┃生きづらさ専門カウンセラーが考える「生きづらさの原因」

 
私も、生きづらさの原因について詳しく解説した記事を、いくつか公開しています。
 
そして主な原因として、「脳の扁桃体」と「両極問題」を挙げています。
 
しかし、いずれも「それだけが原因である」と特定することはしていません。
 
逆に、原因を特定しようとすることが、生きづらさをより深くさせてしまいかねないという警鐘を鳴らしています。
 

 
というか、誰にでもあてはまるかのように原因を特定することなんて、私にはとてもできません。
 
さらに、当たり前すぎることですが、原因は、人それぞれまったく違うのです。
 
そのうえ、生きづらさの原因とは、そんなシンプルな構造でもありません。
 
生きづらさは、自分の「内側」にある要因と、自分の「外側」にある要因が複雑に絡み合って生じてきています。
 
複雑な模様の蜘蛛の巣が、さらに何重にも折り重なっている。
 
そのどこかに触れるだけで、すべての蜘蛛の巣が揺れてしまう。
 
そんな状態の方が、本当に多いのです。
 
そもそも原因は一つではないし、誰もに共通のものでもないのです。
 
 

┃生きづらさ専門カウンセラーが考える「生きづらさの解決法」

 
とはいえ私も、生きづらさから脱け出す方法をご提案しています。
 
心と体と環境を同時に整えることで、生きづらさから脱け出せる「三理一体の法則」という考え方です。
 
ただ、その中身を一言でいうと、
 
「生きづらさは人それぞれだから、その人、その時に合ったいろいろな方法を取り入れて、生き方全体を整えていきましょう」
 
っていうメタシステムなんです。
 

 
メタとは、「一つ広い範囲の」といった意味です。
 
つまり、三理一体の法則は、特定の方法にこだわらず、自分と今の状況に合った方法を、どんどん差替えていくことが前提になっているのです。
 
プレステの本体みたいなものですよね。
 
必要なソフトウェアは、その人、その時に合わせて差替えていくことが前提になっているということです。
 
それを、たとえばパズルゲームを必要としている人にもサッカーゲームを必要としている人にも、
 
「これで決まり!」
 
って、ドラクエっていう特定のソフトウェアばかりすすめつづけている。
 
なんなら、自分に合っていたという理由だけで、誰かれかまわず「ドラクエ」の「1」をいつまでもすすめつづけているような人も少なくありません。
 
それこそが、現在のネットの生きづらさ関連記事の実情。
 
長年、生きづらさを専門にご相談をお受けしてきた立場から、そうお伝えしておきたいと思います。
 
 

┃ネットの「生きづらさ関連記事」を有益な情報源にする方法

 
くり返しますが、生きづらさの「原因」や「解決法」について書かれた記事には、素晴らしいものが多いです。
 
頭ごなしに「間違っている」と決めつける必要はありません。
 
ただ、「特定」しすぎている。
 
安易に断定しすぎている。
 
そのことを常に念頭に置きながら情報収集していただくと、たくさんの有益な情報に出会えると思います。
 
そして、一つの「原因」や「解決法」にこだわることがなく、「生き方全体を整える」ことができるようになっていくはずです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶかつのり
 

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生きづらい人生の歩き方 <目次>

1.生きづらい人がAI時代に生き残れる仕事とは?
2.「世界一即戦力な男」に見る引きこもり脱出の糸口
3.生きづらい人向け「ビジネスの成功法則」
4.あなたは「善人」ですか「悪人」ですか?
5.お金は好きですか?-生きづらい人が陥るお金のジレンマ
6.「お金もうけ」にとらわれなくなる話
7.生きづらい人は「リア充」より「ジツ充」を目指そう
8.我慢してるのに自分勝手と言われる
9.生きづらさの正体
10.死んでも世界はつづくのか?
11.実存を充実させる生き方
12.他人の目が気になる人へ
13.「ジツ充」の極め方
14.不安の上手な対処法
15.変えられること、変えられないこと
16.「変えられること」の見つけ方
17.感情に飲み込まれない方法
18.自分と同じ症状の人が見当たらない
19.人生を変える方法
20.人生が変わる瞬間に必ず起こる問題
21.「心の空間」を生きる
22.話が噛み合わないと感じるなら
23.人生に疲れ果てたとき
24.「自分らしさ」とは何か?
25.AIと張り合うくらいなら
26.ジツ充とジコチュウの違い
27.社会に絶望している人へ
28.ネガティブ思考を変える適切な方法
29.生きづらい人は仕事を「三つ」もとう
30.心の健康法の効果が出ない理由
31.ベーシックインカムで将来も安心?
32.「悩み解決書」で悩みが解決しない理由
33.生きづらさを癒す一つの方法
34.もっとクヨクヨ考えよう
35.仕事を三つもつ理由
36.好きなことを仕事にする…?
37.苦しみの活かし方
38.向かい風を追い風にする生き方
39.行動力を身につける方法
40.お金との上手なつき合い方
41.自己洗脳と自己欺瞞
42.人並みという幻想
43.元気がないと幸せになれないのか?
44.「社会の常識」に振りまわされない
45.気が休まらない…
46.綺麗事に気づいてしまう人
47.生きづらい人が起業を成功させられる理由
48.そんなかんたんな話じゃない
49.人に気をつかい過ぎて疲れしまう
50.悩み過ぎて体がガチガチ
51.正解なんてない
52.心に余裕がない
53.誰に相談したらいいのかわからない
54.やる気はどこから湧いてくる?
55.人と対立してしまう
56.許すか、許さないか
57.生き方を決める
58.好きなこと探しの迷宮
59.生きづらさは誰のせい?
60.集中しすぎてしまう
61.居場所がない
62.不用意に交友関係を増やそうとしない
63.自分を最強の味方にする方法
64.世間のしがらみから脱け出したい
65.あと一歩が踏み出せない
66.なぜメンタルが弱いのだろう…?
67.生きづらい人が「苦手」を克服する方法
68.心配ごとが頭から離れない
69.認められたいのに認めてもらえない
70.引きこもりは「悪いこと」なのか?
71.楽に生きたい
72.失言が多いので減らしたい
73.誰も心配してくれない
74.お金の上手な使い方
75.やる気が出ないのはなぜなのか?
76.深く悩んでいる人の方が「えらい」のか?
77.生きづらい人が幸せになりたいなら
78.この人と結婚していいのか?
79.心が敏感な人向けの対処法から抜け落ちている視点
80.人生を変えられる人と、変えられない人の違い
81.親が嫌いな自分はおかしいのか?
82.著名人と自分を比べてしまう
83.自分を信じられない
84.上司や部下に言うことを聞いてもらえない
85.劣等感は克服も解消もしなくていい
86.ポジティブシンキングがうまくできない
87.結果だけで判断される社会
88.「自分がされたら嫌ことは他人にしてはいけない」の嘘
89.「性格が悪い」と言われてしまう
90.「ありのままの自分」というやっかいな問題
91.「お金」以外に8つの基準をもとう
92.どうしてこんなにつらいのに誰にも伝わらないのだろう?
93.仕事が恐い、職場が恐い - その恐怖の正体と解決策
94.「恩知らずな人」を許せない
95.他人を不愉快にさせてしまう
96.「等身大の自分」という言葉にひそむ罠
97.有効な「貯金」の仕方を身に着けよう
98.「なぜ怒っているのかわからない」と言われてしまう
99.頑張っているのに結果が出ない・・・
100.自分を「弱い」と感じている人へ
101.集団になじめないなら「思いどおり」にやろう
102.無駄に苦しんできただけだった
103.お金の不安をなくす方法
104.私の「すべて」をわかってもらいたい - わかってもらいたい症候群
105.なぜ苦しみを「克服」できないのか?
106.生きづらいなら「心地よい人生」を目指そう
107.生きづらい人は「扁桃体をいたわる生き方」を身に着けよう!
108.生きづらい人が自由になれる「メタ思考」とは?
109.世間との「ほどよい距離」の取り方とは?
110.たんたんと生きる
111.生きづらい人が目標を達成できない本当の理由
112.三理一体の法則がうまくいかない人の共通点とは?
113.カタルシスが生きづらさ脱出の「起爆剤」になる理由
114.「生きづらさ克服」の気力を失いそうなあなたへ
115.「仕事に行きたくない、家にいたい」当事者の声と具体的な対処法
116. 気が弱い人が人生を変える極意
117.消えない恨みへの「レベル別」対処法
118.生きづらさをこじらせる「完全な被害者バイアス」とは?
119.生きづらいなら「役割」を果たし人生を落ち着かせよう
120.生きづらい人にもっとも大切な支援
121.生きづらい人は「意志が弱い」のか?
122.自分軸よりも大切なもの -「実存軸」で生きよう
123.人の言葉に傷つきやすい人が知ると楽になる二つの事実
124.メタ思考力を鍛えたいなら「バカ」や「アホ」ともつき合おう
125.生きづらさの「原因」を安易に特定するネット記事が多すぎる
126.「誰でもHSP症候群」にかかった日本
127.「結論だけ欲しがる社会」に踊れされるな
128.生きづらい人は「ギバー」を目指さなくていい
129.「一人で生きていく」と決めた生きづらい人に必要な覚悟
130.マイノリティは、なぜ生きづらいのか?
131.生きづらい人の「意識」の上手な活かし方
 


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