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更新日:2022年7月2日

人の言葉に傷つきやすい人が
知ると楽になる二つの事実

 

人の言葉に傷つきやすい人が知るだけで楽になる二つの事実

LinkIcon当連載の目次はコチラ   
 

生きづらい人生の歩き方

 

第123回
人の言葉に傷つきやすい人が知ると楽になる二つの事実

 
人の言葉に傷つきやすい人は、日々心の痛みを抱えて生きています。
 
そこでこの記事では、人の言葉に傷つきやすい人が、知るだけで楽になれる二つの「事実」をご紹介していきます。

さらに、人の言葉に傷つきやすい心を守る方法、そして傷つくことを徹底的に避けるための具体策についても解説しています。

 
どうぞお役立てください。
 

目次

相手がなにげなく放った言葉でも傷ついてしまう
傷つきやすさを「弱い」と責められる日々
事実1.心が傷つくとき「脳」は本当に痛がっている
事実2.人の言葉に傷つきやすいあなたは「強い」
人の言葉に傷ついてしまう人の特徴
適当に接してもやっぱり傷ついてしまう
傷つきやすい心を守る方法
みんなはどんな言葉で傷ついているの?
みんなはどう対処しているの?
人の言葉に傷つくことを避ける方法

 


┃相手がなにげなく放った言葉でも傷ついてしまう

 
人の言葉で傷ついた女性の画像

 
あなたは、心の傷つきやすさに悩んだことがありますか?
 
とくに、人の言葉でかんたんに傷ついてしまう。
 
上司に「ここ直しておいて」と言われると傷ついてしまう。
 
ランチに誘った同僚に「今日は先約あるんだ~」と言われると傷ついてしまう。
 
母親から「ちょっと太った?」と言われると傷ついてしまう。
 
相手がなにげなく放った言葉でも、自分のすべてを拒絶されたかのように、キュウッと心が痛むのです。
 
生きづらいと感じている方の多くは、人の言葉に傷つきやすいと感じています。
 
そして、そんな自分を「なんでこんなに心が弱いのだろう」と責めてしまうのです。
 

┃傷つきやすさを「弱い」と責められる日々

 
周囲の人たちも、傷つきやすい人の心の痛みを、なかなか理解してはくれないものですよね。
 
皮膚が敏感な人の体が傷つけば心配します。
 
でも・・・。
 
心が敏感な人の心が傷ついても、同じようには心配しません。
 
それどころか、
 
「気にし過ぎ」
 
「考え過ぎだ」
 
「甘えるな」
 
と責めることすらある。
 
しまいには「弱い」となじることもある。
 
なにげなく発した言葉で相手が傷ついてしまったので、そうかんたんには自分が悪いと認めようとはしません。
 
とかく世間は、心の傷つきやすさに厳しいのです。
 
そして容赦も遠慮もなく、心が敏感な人にとっての「傷つく言葉」を発しつづけるのです。
 
 


┃事実1.心が傷つくとき「脳」は本当に痛がっている

 
脳に信号が走っている画像

 
心が傷ついたからといって、じっさいにその傷を目で確認はできません。
 
しかし・・・。
 
心が傷ついたときに感じる痛みが、じつは体の痛みと同じように、本当に痛んでいるとしたらどうでしょうか?
 
じつは私たちの脳は、心が傷ついたとき、じっさいに「痛み」を感じているのです。 
 
神経科学者のリンデン氏は言います。
 
何より説得力のある事実として、人間関係における拒絶と身体的な痛みとは、脳内の感情的な“痛み回路”の同じ領域を活性させるのである。

引用元
デイヴィッド・J・リンデン「触れることの科学」河出書房新社

 
そうなのです。
 
あなたが大げさに騒いでいるわけではない。
 
人間関係で心が傷つくと、本当に痛いのです。
 
それが「事実」なのです。
 
だからもう、あなたが自分を責める必要はありません。
 
にもかかわらず、心の傷つきやすさは、先ほども述べたとおり、なかなか人の理解を得ることができません。
 
不条理ですよね。
 
ただ一方で、それも仕方のないことなのかもしれません。
 
心が傷つきにくい人、つまり鈍感な人からしてみれば、その心の痛みはまったく未知の感覚だからです。
 
体の痛みでも同じことが言えるでしょう。
 
男性は、女性の生理痛についてどれだけくわしく説明を受けても、心の底からその痛みを実感することはできません。
 
一方女性は、男性が金玉をぶつけたときの痛みについてどれだけ細かく説明されても、その衝撃的な痛みを切実には感じられないでしょう。
 
心が鈍感な人は、あなたと同じような心の痛みを感じたことがない。
 
だからどうしても理解できない。
 
つまり、その痛みの存在を信じることができないのです。
 
存在しないのですから、いたわりたくてもいたわれないのです。
 


┃事実2.人の言葉に傷つきやすいあなたは「強い」

 
傷つきやすさを受け容れた女性の画像

 
心の痛みは、その痛みを味わった人にしかわかりません。
 
だから、あなただけは自分の心の痛みを信じてあげる必要があります。
 
人の言葉に傷ついたとき「本当に痛いのだ」と。
 
どんなに周囲の人から弱いと責められても、あなただけはあなたの味方でいてあげなければならないのです。
 
あなたは、皮膚の敏感な人を責めるでしょうか?
 
骨のもろい人を責めるでしょうか?
 
「弱い」となじるでしょうか?
 
そんなひどいことはしませんよね。
 
その不利な性質を背負いながらたくましく生きようとしている姿を見て、反対に「強い」と感じるのではないでしょうか。
 
同じように・・・。
 
人の言葉に傷つきやすいからこそ、あなたは「強い」。
 
その痛みに耐えながら生き抜いているあなたは「強い」。
 
それが「事実」です。
 
心の傷つきやすさは、それを受け容れて生き抜くことで、あなたの「強さの証明」になるのです。
 
参照記事
強さの証明
生きづらいからこそ強いという理念について詳しく解説しています。

 
そのために、まずは自分で自分の傷つきやすさを受け容れましょう。
 
自分の心の痛みを信じてあげましょう。
 
もう周囲の人に期待せず、あなたがあなたを理解してあげるのです。
 
先ほどご紹介したリンデン氏は次のように断言します。
 

心の痛みと体の痛みの比喩は、単なる言葉のあやや詩的表現ではない。これは現実的な比喩であり、脳の感情的な“痛み回路”に埋め込まれている。

引用元
デイヴィッド・J・リンデン「触れることの科学」河出書房新社

 
あなたの心の傷は「本物」なのです。
 
その傷を背負いながら、人からも理解されず、それでも懸命に生きつづけているあなたは、間違いなく「強い」のです。
 


┃人の言葉に傷ついてしまう人の特徴

 
そもそも、人の言葉に傷ついてしまう人はなぜ傷ついてしまうのでしょうか。
 
もちろん、さまざまな原因があるでしょう。
 
じつは、心が傷つきやすい人には、一つの大きな特徴があります。
 
それは「誰とでも本気で接してしまう」 という特徴です。
 
生きづらさを抱えている人ほど、この傾向が強いのです。
 
なぜなら、自分の苦しみを真正面から受け止めてもらったことがないからです。
 
受け止めてくれたとしても、自分の思うように理解してもらえなかった。
 
だから心の奥底で、いつでも「真の理解者」を求めてしまう。
 
その結果、誰かれともなく本気で接してしまう。
  
そこで、ささいな否定や指摘をされただけでも傷ついてしまう。
 
自分のすべてを拒絶されたかのように傷ついてしまう。
 
本気ゆえに、かんたんに深く傷ついてしまうのです。 
 
生きづらい人ならではの、切ない特徴だと言えるでしょう。
 


┃適当に接してもやっぱり傷ついてしまう

 
では、いったいどうすればいいのでしょうか?
 
ここでよく耳にするのが「人とはもっと適当に接すればいい」というアドバイスです。
 
たしかに、そのとおりですよね。
 
だから、適当に接してみる。
 
だけどこれが、なかなかいい結果につながらない。
 
なぜうまくいかないのでしょうか?
 
それは、まだまだ本気で接しているからです。 
 
「いや、私なりにかなり適当に接しています!」
 
もちろん、おっしゃるとおりです。
 
ただ・・・。
 
そんなあなたに、どうしても伝えなければならないことがあります。
 
それは「みんなもっともっと適当だ」という現実です。
 
世間の人たちは、あなたの想像を絶するほど、人と本気で接していないのです。
 
驚くほど、人といいかげんに接しているのです。
 
傷つきやすいあなたが「これくらいが適当かな」と思っているレベルなんて、世間の人たちからすると「超本気」というレベルなんです。
 
だから、もっともっと適当でかまわないのです。
 
もっともっと、本気と適当の差を広げた方がいいのです。
 
それが傷つきやすい心を守るためには必要なのです。
 


┃傷つきやすい心を守る方法

 
あきれている女性の画像

 
自分が想像するより、はるかに適当に人と接することで、傷つきやすい心を守ることができます。
 
そのためには、まず自分の「期待」に気がつくことです。
 
「期待」しているからこそ裏切られてしまう。
 
本気になってしまう。
 
だから、傷つきやすい人が無自覚のうちにもっている、受け止めてもらいたいという「期待」に気がつくことがまず最初のステップです。
 
そのうえで、その「期待」を捨てていきましょう。
 
では、どうすれば「期待」を捨てられるでしょうか?
 
そのための具体的な方法があります。
 
それは人と話しているときに、心のなかで必ず最後に「ある言葉」 をつけ加えるのです。
 
その言葉とは「どうせ解らないだろうけど」という一言。
 
これを、自分が話した後に、心のなかでつぶやくようにしてください。
 
毎回必ずです。
 
相手に大変失礼な言葉ですよね(笑)
 
でも、傷つきやすい人にはこれくらいでちょうどいいのです。
 
これくらいやってはじめて、全方位に放ってしまっていた「期待」を弱めていくことができる。
 
人と接するときの本気レベルを下げることができるのです。
 
これをくり返すことで、少しずつ、人と適当に接することができるようになっていくでしょう。
 
 

┃みんなはどんな言葉で傷ついているの?

 
人の言葉で傷つきやすいのは、あなただけではありません。
 
私が運営する生きづらい人のオンラインコミュニティ「Adic Salon」で、じっさいにアンケートを取りました。
 
たとえば、みなさんこんな言葉で傷ついた経験があります。
 


 
親から:気が利かない、頭の回転が遅い、鈍臭い
同級生から:みんなからお前は嫌われてる
上司から:うつになってるときに甘えていると言われた。精神的にも追い詰められてるときに、自分でも仕事の遅さを嫌というほど分かってる上に、「誰よりも仕事が遅い」「スケジューリングが下手くそ」「このままだとオマエはダメになる」と言われたこと。
(男性、30代)
 


 
自分が思ったことを口にしたり、何かとことあるごとに、「あんたは本当に自意識過剰だよ」と言ってきた両親の言葉。
(女性、40代)
 


 
一年程前に、ある本を読んだことをきっかけに、「自分の感情と向き合うこと」を学ぶコミュニティに所属していたことがあります。マイナス感情は、自分を守ってくれるためにある大切なもので、その感情を丁寧に感じることで、愛に変えていくというものでした。
娘を亡くしてすぐのタイミングでしたが、今までの自分の人生を軌道修正する時なんだと思い、同期の方7名と受講していました。
でも、違和感を感じて、受講を中止したいとお話すると、講座の主催者の方が私の感情と繋がり「えっ、そこから言わないとだめなの?分かった分かった」と会話をされて、私の感情が、「またそうやって逃げるの?もういい加減、そういうの辞めない?と言っている」今まで、いじめられたり人間関係に悩んできて辛くて何かあるたびに逃げてきたんだろうけど、もう、そうやって逃げるのやめましょう、と。
その方は、きっと本当にそう感じられたのかもしれませんが、自分を通り越して、感情と会話をされる姿を見て、今までの人生を否定されたような気がして、ちょっと傷つきました。
(女性、50代)
 


 
考えすぎと、昔からいわれやすかったです。
繊細すぎるとか、ガラスのハートの持ち主とかいわれると自分が弱いダメ人間なんだと感じでショックでした。
(女性、40代)
 


 
笑顔がいいね」「いつも元気だね」「部屋がきれいそう」「苦労してなさそう」など、外見やイメージを言われると「本当は違うのに…」と傷ついてしまう。
(女性、40代)
 


 
1.他者からするとしゃべり方や間の取り方に特徴があるようで、それについて「変わっている」「気持ち悪い」と言われたことがなんどもあります。それをいわれるようになってからは、相手がくすっと笑ったりすると、「また変わってるとか気持ち悪いとか思っているのかな?」と心の中で疑ってしまうことが多かったです。
2.自他ともに認める過度に慎重なひとだったのですが、それについて、「あまりにくどくて聞いていられない」「関わると時間と労力の無駄」と言われたりしたときにはこたえました。
3.「君に何か情報を教えてあげても、行動が遅すぎるから教えた情報が無駄になる」と言われたとき。
4.学生時代ですが、「おまえは初対面の時の印象作るのだけはうまいよな」と言われたとき。
まだまだあった気がしますが、この辺にしておきます(苦笑)
(男性、30代)
 


 
いかがでしょうか?
 
傷つくシチュエーションや言葉のパターンが本当にさまざまなのが、この悩みの特徴ですよね。
 
親、上司、同級生、講師・・・、まさに全方位からいつ銃弾が飛んでくるかわからない状況です。
 
繊細な人に「繊細すぎる」と言うことがまかりとおっている現実。
 
そして、勝手なイメージを言われたり、しゃべり方といったすぐにはどうしようもないものまで・・・。
 
また、Adic Salonの会員のBさんは、たとえ傷つきやすくなくても傷ついてしまう経験について、次のように語ってくださいました。
 


 
傷つきやすくはないが傷つく言葉はある。パワハラ系上司の、「はあ~?」「全くなっていない」「何度言ったらわかるんだ」など。業務上の失敗を注意・叱責されているというのを超えて、立場を利用して人格を全面否定し、理不尽に馬鹿にするような言動には、当然傷つく。

相手がそういう人格だからとあきらめて、かわしていたつもりだが、外に出せない怒りも相まってじわじわとダメージに浸食されていた仕事を辞め、実はとても傷ついていたことに気づいた。
(50代、女性)
 


 
以上が、Bさんの体験談です。
 
人格を否定してくる人、いますよね。
 
しかもそういう発言ばかりくり返す。
 
その言葉に、じつは「傷ついていた」とあとで気がつく・・・。
 
傷つきやすい人は我慢することが当たり前になっていて、気づいたときにはボロボロになっていることがよくあります。
 
傷つく言葉はくり返されることが多く、傷つきやすい人は我慢することが多い。
 
その組み合わせが、言葉で傷を深くする要因の一つだと言えるでしょう。
 
傷つく言葉をくり返す人を見かけたら、できるだけすぐに離れるようにしたいものです。
 


┃みんなはどう対処しているの?

 
では、人の言葉に傷つくことに、みなさんどう対処しているのでしょうか?
 
先ほどと同じ方たちに取ったアンケートの結果を見ていきましょう。
 


 
風呂場で叫んだり、一人で暴言吐いてた。
紙に気持ちを書き出した。
(男性、30代)
 


 
言われるたびに、小さくなっていました。思考停止のあと、罪悪感とともに我に返る、という繰り返しの毎日だった気がします。何も考えない子どもだったので、親の意図どおりにせっせと罪悪感を大きく育ててきました。
今も、このサロンに入れてもらったばかりで、まだなーんにも考えられていませんが、一つ思うのは、自分の子どもが、小さいころ子ども自身が言っていた口癖「たいせつな、たいせつな」。わたしがおむつ替えの時に、「たいせつな、たいせつな○○ちゃん」と言いながら替えていたので、彼女は自分の名前の前までを口癖のように時折 口にしていたのでした。
わたしは、自分が言われているみたいですごくうれしかったので、過去の自分にも、自分で「たいせつな、たいせつな」と、声をかけてあげたいです。
(女性、40代)
 


 
その時セラピーで、自分の感情を抑えている蓋を外すというワークをしていただいたのですが、私の受講を辞めたいという思いは変わらなかったので、講座を辞めました。
当時は主催者の方から、今まで途中で辞める人はいなかったといわれました。
私は、セミナーなどを受講する時、参加者が複数名だと、時間配分や、他の参加者さんの様子が気になり、集中できないことを実感したので、今後はマンツーマンでの受講など、自分の心地の良い環境で学びたいと思っています。
(女性、50代)
 


 
しのぶさんのコラムを読んだり、HSPに関する書籍を読んで自分は弱いわけではないし、繊細さが悪いわけでもないんだなと、感じました。
繊細認定してくる人が家族と職場の人だったので、実家を早くに離れ、仕事はなるべく一人でできるものにしていきました。
それ以外のシーンでは、わざわざ傷つける人はいないように感じてきました。
自分で選べない環境にそういう方がいる確率が高いので脱世間起業を進めています。
(女性、40代)
 


 
どう思うかは相手の自由なので、頻「ふーん、そう見えるんだなー」と冷静に受け止めるようにした。言えそうな相手には、そういったことは言わないで欲しいと伝える。
(女性、40代)
 


 
1.中学生から言われ始め、現在もたまにあります。それについて自分なりに研究してみると、何か考得ながらしゃべったり注目を集めたい意識が働いていた時に気持ち悪いといわれることが多かったように思います。一方、「声がいい」「(テーマによっては)話に引きつけられる」といってもらえることも時々ありました。なので、極力力を抜いてできるだけ普通のストレートな声で何となく話すことを心がけています。しっかりと何かを伝えたいときは、自分の中でモードを切り替え、極力短いセンテンスで腹から声を出すイメージで話すようにしています。また、話題に入りにくいときや注目を集めたい気持ちが強いときには、場合にもよりますが、あえて話題に加わらないようにしたりしています。
2.そもそも、自分の慎重なところや感じ方のことはどうやら一般的に理解度のある人にすら理解されにくいようだと最近腹をくくりはじめました。なので、とくに「時間と労力の無駄」といったことまで言い放った相手とは距離を置きます。一方、あいてからしても私の性格傾向は理解しにくい・謎なものでしょうから、そこもまた私自身性格傾向が辛いので、メタ認知を高める努力をしています。
3.これについては、2と同様に、基本的には必要に応じて距離を取りつつ教わった情報をヒントに行動できるよう努力しています。ただ、最近同じことを言われた相手には、しばらく距離を置いたのち、その言葉がきつかったことを伝え、なぜ私のどんなところがそれを言わせるに至ったのかの真意を聞いて仲直りできたということもありました。
4. 正直、初対面の印象は大切だと思うので、たとえそのあとがどんなものだとしても、それは周りからのかってな評価だと思うので、あまり気にしないようにしています。ただ、最初に自分が印象とそのあとの関係せいとの間でどうこうなるのはしんどいので、あまり最初の印象を作ることにこだわらないようにしています。
(男性、30代)
 


 
以上、それぞれの方の対処法でした。
 
こちらも、リアルな「しのぎ方」が満載ですね。
 
風呂場で叫んだり、お子さんの言葉からヒントを得たり、合わない環境を離れたり、みなさん様々な工夫をされていますよね。
 
先ほど、上司のパワハラ発言に気づかぬうちに傷を負っていたBさんは、どう対処していたのでしょうか?
 
かなり詳しく書いてくださったので、ぜひお読みください。
 


 
上司の指示自体に納得できないまま、仕事を請け負っていた場合、私自身が無意識の部分も含めて上司の意向に沿った結果を敢えて出していなかった(出したくなかった)部分もあったのだと思う。
そもそも、無意識だったとしても、私自身が上司の指示内容自体を否定しているのだから、相手からしたら面白くないのも当然だったかもしれない。相手の方も全否定されていると感じていたのかなとも思う。
それに気づいてからは、指示される時点で、自分で納得いく部分については、しっかり相手の目を見て「理解している」という意思表示をし、納得がいかない部分は反論しても無駄なので、視線をそらし「はあ」とため息のような生返事をし、心の中で「あなたが横暴なので、しかたないから一応聞いているふりしているけれど、やる気ないからね~。」というような態度をとるようにした。
そもそも自分で「やる気ないって意思表示したよね。」という態度をとったことについては、後で結果について注意されても、「そりゃそうだよ。私やる気なかったもん。やりたくないってわかってたでしょ。できるとか、ちゃんとやるとか言ってないよね。」と思えるようになり、逆に「納得して行ったこと」についての注意は、素直に受け取れるようになった。
不思議なことに内容に応じて使い分けると「はあ」という間抜けた態度をとること自体を注意されることはなかった。
「わかっているのか?」と詰問される場合も、「はあ」で返すことが重要。「わかりました。」とは絶対言わない。一方で、理解したことは、はっきりと「わかりました。」と言う。切り分けることで、自分の気持ち自体にきちんと自己一致できるようになり、自分の言動を区分し、それぞれへの覚悟ができるようになる気がする。
私の方で切り分けることにより、相手も指示と感情がごっちゃになっていることを少しは後ろめたく感じるようになったのかもしれない。
威圧的な「はあ~?」には、生返事で間抜けに「はあ」。「はあ」とは何だ!と言われたら、それはお互いさまなので、相手からも注意しにくいのかもしれない。
注意されるときは、当然、自分の責任による部分もあるため、相手が理不尽だと思っても、自分にも後ろめたさがあるため、反論しにくいところがあり、自分への情けなさによる怒りもさらに背負ってしまっていたように思うが、切り分けることで、自分への理不尽な後ろめたさからも逃れられたように思う。 
(50代、女性)
 


 
さあ、Bさんの対処法、あなたはどのように感じたでしょうか?
 
やはりこうして見てみると、常に問題と適切な距離を置く「メタ」な視点を鍛えておくことは、すごく大事なんだなということが見えてきますよね。
 

参照記事
生きづらい人が自由になれるメタ思考とは?
メタな視点でものごとをとらえる重要性とその具体的な方法についてご紹介しています。

 
もちろん、ここまで紹介させていただいた対処法は、みなそれぞれの方が編み出したものです。
 
誰もが同じことをできるとはかぎりませんし、同じ結果にもならないかもしれません。
 
重要なのは、自分自身で積み重ねてきた「しのぎ方」に焦点を当てることです。
 
ぜひあなたもこれを機に、自分が言葉で傷ついた経験をどう乗り越えてきたのかを考えてみてくださいね。
 
あなた独自の「しのぎ方」がそこにあるはずです。
 


┃人の言葉に傷つくことを避ける方法


脱世間した女性の画像

 
最後に、人の言葉に傷つくことを避けるという「根本的な解決策」をご紹介したいと思います。
 
最近はインターネットで、誰もが世界中に誹謗中傷を発信できる恐ろしい時代です。
 
匿名でかんたんに、人の心を傷つけられる言葉をバラ巻ける時代になりました。
 
そんな時代だからこそ、今までの「しのぎ方」では心を守り切れなくなることもあります。
 
そんなときは無理せず、脱世間をしてあなたの心を守ってあげましょう。
 
自分を傷つける言葉が、できるだけ存在しない空間を実現していきましょう。
 
そのための方法として私は、脱世間起業を提案しています。
 
言葉に傷つきやすい人同士が、慎重に適切な距離をとってコミュニケーションできる空間を創り上げていく。
 
私の運営するAdic Salonも、それを実現した空間の一つです。
 
ただ重要なのは「完全な被害者」におちいらないこと。
 
人の言葉に傷つきやすい人は、完全な被害者思考になってしまうことが多いです。
 
さんざん傷ついてきたので仕方のないことなのですが、完全な被害者におちいると、今度は相手を容赦なく傷つける側にまわってしまいますからね。
 
参照記事
生きづらさをこじらせる完全な被害者バイアスとは?
完全な被害者という概念について詳しく解説しています。

 
「完全な被害者」からは、一度入ったらそうかんたんには脱け出せません。
 
心が傷つきやすいもの同士、ぜひ一緒に気をつけていきましょう。
 
つまり、自分もどこかでなにげなく誰かを傷つけてしまっていることに、思いを馳せていきましょう。
 
そして、脱世間起業という「あなたに合った空間づくり」にチャレンジしてみてください。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶかつのり
 

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生きづらい人生の歩き方 <目次>

1.生きづらい人がAI時代に生き残れる仕事とは?
2.「世界一即戦力な男」に見る引きこもり脱出の糸口
3.生きづらい人向け「ビジネスの成功法則」
4.あなたは「善人」ですか「悪人」ですか?
5.お金は好きですか?-生きづらい人が陥るお金のジレンマ
6.「お金もうけ」にとらわれなくなる話
7.生きづらい人は「リア充」より「ジツ充」を目指そう
8.我慢してるのに自分勝手と言われる
9.生きづらさの正体
10.死んでも世界はつづくのか?
11.実存を充実させる生き方
12.他人の目が気になる人へ
13.「ジツ充」の極め方
14.不安の上手な対処法
15.変えられること、変えられないこと
16.「変えられること」の見つけ方
17.感情に飲み込まれない方法
18.自分と同じ症状の人が見当たらない
19.人生を変える方法
20.人生が変わる瞬間に必ず起こる問題
21.「心の空間」を生きる
22.話が噛み合わないと感じるなら
23.人生に疲れ果てたとき
24.「自分らしさ」とは何か?
25.AIと張り合うくらいなら
26.ジツ充とジコチュウの違い
27.社会に絶望している人へ
28.ネガティブ思考を変える適切な方法
29.生きづらい人は仕事を「三つ」もとう
30.心の健康法の効果が出ない理由
31.ベーシックインカムで将来も安心?
32.「悩み解決書」で悩みが解決しない理由
33.生きづらさを癒す一つの方法
34.もっとクヨクヨ考えよう
35.仕事を三つもつ理由
36.好きなことを仕事にする…?
37.苦しみの活かし方
38.向かい風を追い風にする生き方
39.行動力を身につける方法
40.お金との上手なつき合い方
41.自己洗脳と自己欺瞞
42.人並みという幻想
43.元気がないと幸せになれないのか?
44.「社会の常識」に振りまわされない
45.気が休まらない…
46.綺麗事に気づいてしまう人
47.生きづらい人が起業を成功させられる理由
48.そんなかんたんな話じゃない
49.人に気をつかい過ぎて疲れしまう
50.悩み過ぎて体がガチガチ
51.正解なんてない
52.心に余裕がない
53.誰に相談したらいいのかわからない
54.やる気はどこから湧いてくる?
55.人と対立してしまう
56.許すか、許さないか
57.生き方を決める
58.好きなこと探しの迷宮
59.生きづらさは誰のせい?
60.集中しすぎてしまう
61.居場所がない
62.不用意に交友関係を増やそうとしない
63.自分を最強の味方にする方法
64.世間のしがらみから脱け出したい
65.あと一歩が踏み出せない
66.なぜメンタルが弱いのだろう…?
67.生きづらい人が「苦手」を克服する方法
68.心配ごとが頭から離れない
69.認められたいのに認めてもらえない
70.引きこもりは「悪いこと」なのか?
71.楽に生きたい
72.失言が多いので減らしたい
73.誰も心配してくれない
74.お金の上手な使い方
75.やる気が出ないのはなぜなのか?
76.深く悩んでいる人の方が「えらい」のか?
77.生きづらい人が幸せになりたいなら
78.この人と結婚していいのか?
79.心が敏感な人向けの対処法から抜け落ちている視点
80.人生を変えられる人と、変えられない人の違い
81.親が嫌いな自分はおかしいのか?
82.著名人と自分を比べてしまう
83.自分を信じられない
84.上司や部下に言うことを聞いてもらえない
85.劣等感は克服も解消もしなくていい
86.ポジティブシンキングがうまくできない
87.結果だけで判断される社会
88.「自分がされたら嫌ことは他人にしてはいけない」の嘘
89.「性格が悪い」と言われてしまう
90.「ありのままの自分」というやっかいな問題
91.「お金」以外に8つの基準をもとう
92.どうしてこんなにつらいのに誰にも伝わらないのだろう?
93.仕事が恐い、職場が恐い - その恐怖の正体と解決策
94.「恩知らずな人」を許せない
95.他人を不愉快にさせてしまう
96.「等身大の自分」という言葉にひそむ罠
97.有効な「貯金」の仕方を身に着けよう
98.「なぜ怒っているのかわからない」と言われてしまう
99.頑張っているのに結果が出ない・・・
100.自分を「弱い」と感じている人へ
101.集団になじめないなら「思いどおり」にやろう
102.無駄に苦しんできただけだった
103.お金の不安をなくす方法
104.私の「すべて」をわかってもらいたい - わかってもらいたい症候群
105.なぜ苦しみを「克服」できないのか?
106.生きづらいなら「心地よい人生」を目指そう
107.生きづらい人は「扁桃体をいたわる生き方」を身に着けよう!
108.生きづらい人が自由になれる「メタ思考」とは?
109.世間との「ほどよい距離」の取り方とは?
110.たんたんと生きる
111.生きづらい人が目標を達成できない本当の理由
112.三理一体の法則がうまくいかない人の共通点とは?
113.カタルシスが生きづらさ脱出の「起爆剤」になる理由
114.「生きづらさ克服」の気力を失いそうなあなたへ
115.「仕事に行きたくない、家にいたい」当事者の声と具体的な対処法
116. 気が弱い人が人生を変える極意
117.消えない恨みへの「レベル別」対処法
118.生きづらさをこじらせる「完全な被害者バイアス」とは?
119.生きづらいなら「役割」を果たし人生を落ち着かせよう
120.生きづらい人にもっとも大切な支援
121.生きづらい人は「意志が弱い」のか?
122.自分軸よりも大切なもの -「実存軸」で生きよう
123.人の言葉に傷つきやすい人が知ると楽になる二つの事実
124.メタ思考力を鍛えたいなら「バカ」や「アホ」ともつき合おう
 


おかげ様でコラム数500本突破!

読むと心が強くなるコラム

「読むだけで生きる勇気が湧いてくる」と大好評をいただいている、しのぶかつのり(信夫克紀)の連載コラムです。
もちろん<無料>でお読みいただけます。