更新日:2022年4月18日

居場所がない - 生きづらい人の居場所の見つけ方

 

居場所がない - 生きづらい人の居場所の見つけ方

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生きづらい人生の歩き方

 

第61回
居場所がない - 生きづらい人の居場所の見つけ方

 
居場所がない、
 
あなたはそんなふうに悩むことがありますか?
 
この記事では、居場所がないという悩み、そしてその悩みがより深刻になるパターンを解説。
 
さらに、居場所がないという悩みへの対処方法も具体的に紹介していきます。
 

目次

どこに行っても居心地が悪いと感じてしまう
居場所がないという悩みをより深刻にさせるものとは?
「居場所がない」と相談するとよけいに居場所がなくなる
「すでにあなたに居場所はある」という軽率なアドバイス
生きづらい人が居場所を手に入れる方法
世界のディメンションは無限にある
それでも居場所が見つからない人へ
居場所がないと悩むとき ~当事者の声~
他の人はどう対処しているのか?
私が「自分というディメンション」で居場所を創った方法

 


┃どこに行っても居心地が悪いと感じてしまう

 
居心地が悪い女性

 
現在の日本は文化が多様化し、いろいろな「居場所」があります。
 
そのなかで「居場所がない」と悩んでいる人がおおぜいいます。
 
とくに生きづらさを抱えている人には、居場所がないと感じている方がとても多いです。
 
カウンセリングのなかでよく聴く言葉にも、
 
「どこに行っても、ここは自分の居場所じゃないと感じる」
 
という表現があります。
 
学校や職場、趣味の場や飲み会、サークルやクラブ活動。
 
友達づきあいや恋人関係、そして家庭…。
 
どんな場にいても、誰といても、落ち着かない。
 
知らない人だらけの場に迷い込んだように居心地が悪い。
 
まるで底なしの大地の上に立ちつづけているような違和感がある…。
 
自分が自然といるべき場所、居心地のいい場所だとは思えないのです。
 
その結果「居場所がない」と感じてしまう。
 
とても苦しい状態です。
 

┃居場所がないという悩みをより深刻にさせるものとは?

 
世間は今、居場所だらけのように見えます。
 
ひと昔前なら、アニメが好きなだけで「オタク」と呼ばれ冷たい目で見られていました。
 
しかし「オタク」も今や、世界を巻き込み一大文化圏を築いている。
 
それぞれの人がもつ趣味趣向にたいして、社会のふところも広くなっているということなのでしょう。
 
ネットをとおしてあらゆるコミュニティがつくられている。
 
まさに現代は居場所だらけの世界です。
 
にもかかわらず「居場所がない」と感じてしまう。
 
それは、たいへん切実な問題だと言えるでしょう。
 
なぜなら、
 
「私だけが、どうして・・・?」
 
という思いを深めてしまうから。
 
孤立感をより強めてしまうからです。
 
みんなは、自分の居場所を思う存分満喫している。
 
なのに私には居場所が見つからないのか?
 
居場所だらけの社会のなかで居場所がないという深刻さ。
 
現代の日本は、居場所だらけゆえに、「居場所がない」という悩みはより深刻さを増してしまうのです。
 


┃「居場所がない」と相談するとよけいに居場所がなくなる

 
元気づける人

 
居場所がなければ、心から休まる瞬間が得られません。
  
そこで、生きづらさを抱えた人は居場所を見つけるために、いろいろなことを試してみます。
 
SNSでの交流を熱心にはじめてみる。
 
心のすき間を埋めてくれるような理想の恋人を探してみる。
 
不仲であった両親との関係を修復しようとしてみる。
 
それでもやっぱり居場所が見つからない。
 
そこで、勇気を振りしぼって人に相談してみます。
 
そこに待っているのは、
 
「居場所がない?前向きにものごとをとらえていこうよ!」
 
「自分から話しかけてみなよ!」
 
「他人の目を気しなきゃいいんだよ!」
 
「スキルアップを目指せば仲間が見つかるよ!」
 
という、のん気なアドバイス。
 
しまいには、
 
「居場所は絶対にあるよ!」
 
などと言われてしまうのです。
 
悩んでいる本人は、そんなことはもうすでにさんざん試して努力してきた。
 
それでも「居場所がない」と苦しんでいるのです。
 
にもかかわらず「絶対にある」などと言われれば、本人は責められているも同然です。
 
「お前の努力が足りないだけだ」と。
 
居場所がないと本気で悩んだことのある人なら、そのようなお気楽なアドバイスは決してしないでしょう。
 
もちろん、その人もよかれと思ってアドバイスしてくれているのでしょう。
 
元気づけようとしてくれているのは間違いありません。
 
ただ長年カウンセラーをしていて、どうしても言わなければならないことがあります。
 
それは、このような無理解なアドバイスこそが、居場所のない人を追い詰めているということ。
 
居場所のない人の居場所をよりなくしてしまっているということです。
 
それが「事実」です。
 
そのことは、ここでハッキリとお伝えせざるをえません。
 

┃「すでにあなたに居場所はある」という軽率なアドバイス

 
居場所がないと相談したことでより追い詰められた人は、次にどうするでしょうか?
 
悩みに悩んで、自称カウンセラーや自己啓発の世界に足を踏み入れてみる。
 
ワークショップやセミナーなどにも参加してみる。
 
するとこんどは、
 
「居場所がないと思っているのはあなたの思い込み」
 
「思っている以上にあなたは愛されている」
 
「愛されていない記憶は勘違い」
 
「すでにあなたに居場所はある」
 
といった、たいへん軽率なアドバイスを受ける。
 
しかし、愛されていないと勘違いしていたことと、本当に愛されていないことは、まったく別ものです。
 
居場所がないと悩んでいる人のなかには、家族全員から虐待を受けたり、クラスや部署全員から無視されるといった過酷な過去をもっている人も少なくありません。
 
また、大好きな人や信頼していた人たちからハッキリと「嫌いだ」「関わらないでくれ」と縁を切られてしまった人もいます。
 
その強烈な記憶が、「恐怖」にすらなっている人も多くおられます。
 
そのため、本当に「勘違いをしていただけ」の周囲の人たちとは話が合わなくなってくる。
 
でも無理に合わせようとして苦しくなっていく。
 
結局、居場所がなくなっていくのです。
 
こうして、自称カウンセラーや自己啓発家の軽々しい発言が、居場所のない人の心をより追い詰めてしまう。
 
このようなご相談は、あとを絶ちません。
 


┃生きづらい人が居場所を手に入れる方法

 
人類の画像

 
では、どうすれば生きづらい人は自分の居場所を手に入れられるのでしょうか?
 
重要なのは、
 
「自分というディメンション(次元)で生きる」
 
ということです。
 
ちょっとややこしい言い方ですね。
 
詳しく解説します。
 
私たちは、まずはじめに「人」という分類でくくられています。
 
あなたも、それが当たり前だと思って生きてこられたのではないでしょうか?
 
しかし、もしかするとここに無理があるのかもしれません。
 
「人」であるというのは、あくまでも「生物学」というディメンションで分けた結果です。
 
そのディメンションで、たまたま「人」という同じ分類に入ったにすぎません。
 
たしかに目の位置や心臓の数は、だいたい同じです。
 
毛におおわれている面積や、二足歩行し、言語を使うといった点もだいたい同じです。
 
なので、うっかり納得してしまいます。
 
でもよく見たら、各個体によりだいぶ性質が違います。
 
考え方もぜんぜん違いますし、心の敏感さや生活のスピードも違います。
 
そのような別のディメンションで判断したとき。
 
「人」をすべて同じ分類に入れてしまうのはかなり強引だと言わざるをえません。
 
なまじ言葉が通じるから同じ分類のような気になっています。
 
でも、じつは一緒にいること自体が無茶である関係かもしれないのです。
 
だから重要なのは、「自分というディメンションで生きる」ということ。
 
自分という次元で世界を見てみる。
 
自分という指標に合わせて、世界を眺めてみる。
 
そうしてはじめて、自分にとって居心地のいい「分類」が見えてくるのです。
 
それが、生きづらい人が居場所を手に入れるために、まずはじめにすることです。
 

┃世界のディメンションは無限にある

 
この世界のディメンションは、決して一つではありません。
 
「人」以外の分類の方がよっぽど合っているという性質のひとはおおぜいいます。
 
じっさいに、あなたの周囲にいないでしょうか?
 
人なんかよりもよっぽど「猫」に近い人。
 
「ナマケモノ」に近い人。
 
「蚊」に近い人。
 
そして生命だけではなく「川」に近い人。
 
「掃除機」に近い人。
 
「カッターナイフ」に近い人。
 
ものだけでもありません。
 
「晴れやか」に近い人。
 
「暗闇」に近い人。
 
「静けさ」に近い人。
 
「戦争」に近い人・・・。
 
私自身で言えば、「人」より圧倒的に「犬」の方に近いと思います。
 
もちろん電柱の根元のにおいをよろこんでかいだりはしません。
 
でも「犬」と分類されるものたちと暮らしていると、とにかく落ち着きます。
 
「犬」とは言葉を交わせなくとも、よっぽど通じ合っている感覚があります。
 
一方、「人」については、相手がなにを言っているか本当によくわかりません。
 
相手の「人」も、私がなにを言っているのかよくわからないようです。
 
正直に言って「同じ分類」の存在だとはとても思えません。
 
でも最初は私もそれに気づかず、同じ分類にいると思っていました。
 
そしてずいぶん文句を言われてきたので、必死になってその分類に合わせようとしてきました。
 
おかげさまで身も心もボロボロになりました。
 
あなたも「物」の方が落ち着くとか、「花」や「海」と一緒にいる方がいいとか、ありませんか?
 
「暗闇」や「静けさ」の方が、話が通じると思ったことはありませんか?
 
「猫」や「虫」の方が自分に合っていると思うことはありませんか?
 
この世界を「生物学」というディメンションで見れば、たしかに「人」は同じ分類に入るかもしれません。
 
しかし・・・。
 
世界のディメンションは無限にあります。
 
ある一つのディメンションだけで「私たちは同じである」と判断するのは、無理があるのです。
 
つまり、私たち人間は「同じ分類にいる」と思って近づきすぎている。
 
お互いがこんなにも「違う」のに「同じ」だと思い過ぎているのです。
 
こんなにまで違う存在であるにもかかわらず、無理やりみんな同じ場所にいようとしたら、「居場所がない」と感じる人がいて当然。
 
居場所がないと思うことは「正常」なのです。
 


┃それでも居場所が見つからない人へ

 

 
こんなことを言うと、
 
「社会のなかで人に支えられて生きているのだから、そんな甘えは通用しない」
 
と言う方が必ずいます。
 
たしかに「人」は「人」に支えられて生きています。
 
そのとおりです。
 
しかし、支えてくれているのはなにも「人」だけではありません。
 
私たちは「石」や「土」がなければ家を建てることもできません。
 
「米」や「牛」がいてくれなければ体を維持することすらできません。
 
支えてくれているという点では、「人」も「それ以外の存在」もまったくかわりがありません。
 
「人」だけに支えてもらっているわけではないのです。
 
だから「人以外のもの」とディメンションを共有できる場を見つければいい。
 
そこを居場所にすればいいのです。
 
それでももしあなたが、その場を見つけられないのなら。
 
つまり、それでも「居場所がない」と感じるのなら。
 
自分で創るしかない。
 
あなたというディメンションをもとに、あなたに合った人やものを集める。
 
あなたを基準にした世界を創りあげる。
 
そこをあなたの居場所にするのです。
 
たしかに、新たに自分で居場所を創るのはたいへんかもしれません。
 
でも、とことんまで探しても居場所が見つからなかったのなら。
 
そうするしかないのです。
 
のちほどお話ししますが、じつは私もそうして自分の居場所を創った一人です。
 
「あなたを基準にした世界」なんて言われると、おおげさだと感じられるかもしれません。
 
でも、これだけは覚えておいてください。
 
あなたは、あなたというディメンションなのです。
 
しかも、この世界でたった一つ。
 
他にかわりはいない。
 
あなたは「唯一無二のディメンション」なのです。
 
本当にあなたに合った居場所は、あなたが創っていいんです。
 

┃居場所がないと悩むとき ~当事者の声~

 
では、そもそも私たちはいったいどんなときに「居場所がない」と感じるのでしょうか?
 
私の運営するオンラインコミュニティ「Adic Salon」の会員様にアンケートを取りました。
 
「居場所がない」と悩む当事者のナマの声を、じっくりご覧ください。
 
質問:
どんなときに「居場所がない」と感じますか?
 
 
回答:
 
自分を含めて3人以上の場で、自分以外はその場に溶け込めているように見えた時。
 
(男性、40代)
 


 
自分のことを分かってくれないと感じた時。

勇気を出して居心地の悪い家族についてカミングアウトしたり、友達がいつもいなくて寂しいことなど、孤独な思いを相談できる人がいない時。
 
(女性、40代)
 


 
大勢と一緒にいるとき。
 
周りの全員が自分より価値があると思え、いたたまれなくなる。
 
(女性、40代)
 


 
理解者が全くいない四面楚歌な時。

虐めを受けた時。

 
ふと1人ぼっちなんだと急に巨大な孤独感が襲ってきた時。
 
(女性、40代)
 


 
「居場所がない」っていつも思っている事です。

・職場に居場所が無い

・中途採用で社員になったので同期がいない

・今の仕事は私にはあっているのだろうか?(異動になったため)

・楽しく会話が出来る人が職場にいない

などなどもっとあるのですが、具体的に書くのが難しいです。
 
(女性、50代)
 


 
何かの会や組織の中に溶け込んでいかなければならない状況や自分自身が勝手にそう思ってしまっている状況で、うまく溶け込めていない時にそう思うことがあります。
 
(男性、40代)
 


 
仕事で失敗したとき。

飲み会で輪に入れないとき。

3人でいるとき。
 
(男性 30代)
 


 
人が離れていくときです。

職場で親しくしていて、退職後も会おうと話していた人が、メールで◯◯ちゃん呼びから、◯◯さん呼びに代わり、疎遠になりました。
 
多分、何か言ってはいけないことを私が言ったのだと思います。
 
これに似たことがそこそこあり、人を傷つけること、自分が傷つくことがしんどくて、人と距離を置き、ああ、私には居場所がないな、と感じます。
 
(女性 50代)
 


 
自分ではかなり努力して頑張っているのに、評価されない時。
 
(女性、50代)
 


 
自分とは空気感が違うと感じる人と同じ空間にいるとき。

そもそもこの世に、自分の居場所なんてないのではないかと思うとき。
 
(男性 30代)
 


 
気持ちのやり場がどこにも無いとき。

高校時代は、いじめや同期のこき下ろしに日々晒されて、家族に言っても父親には鼻で笑われた。
 
(男性 20代)
 


 
平日の夜、帰宅して家族と一緒にリビングにいた時。
 
(男性 50代)
 


 
家族(実家)といるとき。

集団のなかにいるとき。
 
(男性 20代)
 


 
いかがでしたでしょうか?
 
みなさん、さまざまな場面で居場所がないと感じておられましたね。
 
相手や場所にかかわらず、3人になった時点で居場所がないと感じるという方が印象的でした。
 
すごくよくわかります。
 
私も、三人で歩くとき、気がつくとなぜかいつも私だけが二人の後ろを一人で歩いていました(苦笑)
 
また、安心できるはずの家族と一緒にいても居場所がないと感じてしまう方も・・・。
 
「居場所がない」という悩みの根深さが如実にあらわれていたアンケート結果だったと思います。
 


┃他の人はどう対処しているのか?

 
では次に、この難しい「居場所がない」という問題を、他の人はどのように対処し、しのいでいるのかを見ていきましょう。
 
これも「Adic Salon」の会員様に、アンケートにご協力いただきました。
 
非常に貴重な、当事者の声です。
 
どうぞご覧ください。
 
質問:
「居場所がない」という悩みに、どんなふうに対処していますか?
 
回答:
 
居場所を探し求めて、オフ会やセミナーや、習い事など検討したけど結局どれも違う。

極稀に自分の話を丁寧に聞いて受け入れてくれた人があらわれると居場所になってくれたと感じました。

人が多い場所にでかけると、居場所がないと緊張してしまうので、なるべくいかないようにしてます。
 
(女性、40代)
 


 
飲み会であれば、酒や食べ物を個人的に注文して飲んだり食べたりしながら、盛り上がっている周囲の様子を眺め、時間が過ぎるのをひたすら待ち、終わったらさっさと帰る。
 
若い頃は酔いに任せて態度デカく振る舞って、周囲の気をひいたりもした。

家であれば、出来るだけ外出して家で過ごす時間を短くした。
 
お金がなかったから1日中図書館にこもったりしていた。
 
(男性、40代)
 


 
チェーン店のカフェに行く。
 
手頃な値段で自分だけの席が確保できるので一時的ではあっても気持ちが落ち着く。
 
それを繰り返しながら「居場所がない」と感じるシチュエーションにはなるべく近づかないよう自衛する。
 
(女性、40代)
 


 
話しをきいてもらう。

現在話しを聴いてもらう以外、模索中。
 
(女性、40代)
 


 
対処というよりも、早くその場から抜け出したい気持ちの方が強く出てしまい、無駄な抵抗をせずにその場を凌いで後で自分を責めてしまうパターンでした。
 
今では、その場に溶け込む必要は本当にあるのかを冷静に考えるようにして、自分が勝手にそう思ってしまっている場合は、別に無理して溶け込まなくてもいいや。って感じです。
 
(男性、40代)
 


 
所詮産まれて来るときは独り。

死ぬときも独り。

きっと皆、誰も口にはしないけど、みんな独りで居場所なんて無いのかもしれない。。。

独り時間が好きなので良しとしよう!
 
(女性、50代)
 


 
その場で「ここが自分のいるところだ、いいも悪いもない」と意識し、自分の居場所とする。
 
(男性、30代)
 


 
最近ですが、ああ、私、人とつながってもいいんだな、と自分の縛りを緩めることもありました。
 
そんなときは一時ですが、距離を保ちながら、人と関わるときがあります。
 
自分と相手にとって心地よい距離感を模索しています。
 
(女性、50代)
 


 
勝手にやったり思って行動しても、多くは無駄に終わる。
 
必要な存在で居たいと思うのね、と自分を認める。
 
(女性、50代)
 


 
その場からいなくなりたいと思っても、どこにいっても変わらないのかもしれない。

何かを望んだところで、簡単に変わることはないと諦めるようにしています。(ネガティブになりすぎない程度に)
 
無駄に悩むこともまだまだありますが、マイナスにならない程度の諦めをして、なるべく無理にもがかないようにしています。
 
(男性、30代)
 


 
居場所がないなら自分で探す、もしくは作るしかないと腹を括ってきた。
 
そのおかげでAdic Salonに出会えた
 
(男性、20代)
 


 
いま、その時の事を振り返ると、疲れて帰宅して、一人になりたいのに家族といえども、まわりに人がいることがイライラする原因だったと思います。

その時はただ、家族にイライラの「不機嫌というバイ菌」を撒き散らしていました。

さすがに休日は、溜まったイライラを自覚した時、一人で出掛けるようにしていましたが…。
 
その時の場面を思い出すと、今でも家族には申し訳ない気持ちがよみがえってしまいます。

居場所が無いと感じたことは「自分の機嫌を上手く取ること」に対して真摯に向き合う必要に迫られた瞬間でもありました。
 
(男性、50代)
 


 
どうしようもない。

ただ時間が過ぎるのを待つ。

 
飼い犬とそ~っと目を合わせる(実家で、彼だけは真っ直ぐこちらを見てくれる)。
 
(女性、30代)
 


 
以上となります。
 
いかがでしょうか?
 
本当にみなさん、なんとか「しのいでいる」という感じですよね。
 
読んでいるだけで、私も居場所のない「あの感じ」をじんわりと思い出しました。
 
最後に、そんな私が居場所を創った方法についてご紹介したいと思います。
 


┃私が「自分というディメンション」で居場所を創った方法

 
仲間の画像

 
最後に、私が居場所を創った方法をご紹介します。
 
じつは私自身、居場所がないとずっと悩んできました。
 
私は、植物がなによりもおぞましく感じるというたいへん珍しい感性をもっています。
 
言うなれば、人類のほとんどと感性が真逆なのです。
 
さらに虐待を受けた経験でPTSDと診断され、発達障害とも診断されています。
 
そんな複雑さを抱え、どこに行っても話が合わない。
 
じっさい、あらゆるコミュニティで煙たがられてきました。
 
必死に合わせようとするけれど、どうしても迷惑をかけてしまう。
 
こちらも人格を否定され、自分をどんどん削り取られていく。
 
どんな場にいても、常に見張られ、ジャッジされているような居心地の悪さを感じて生きてきたのです。
 
つまり、居場所がどこにも見つからなかったんですね。
 
だから私は、自分というディメンションで居場所を「創る」ことにしました。
 
そのために取り組んだこと。
 
それが「脱世間起業」です。
 
「脱世間起業」は、一般の起業とは目的がまるで違います。
 
お金を儲けるために起業するのではない。
 
好きなことで食っていくために起業するのでもない。
 
「居場所を創るために起業する」のです。
 
そのためには、自分の「役割」を見出すことがとても大切です。
 
参照記事
生きづらいなら役割を果たし人生を落ち着かせよう
役割について詳しく解説しています。

 
今では自分のオンラインコミュニティ「Adic Salon」をもち、私というディメンションに共感してくれる仲間に囲まれて生きています。
 
それはわずかな人数ですが、私にとってはかけがえのない「居場所」です。
 
居場所を創るために起業する。
 
それですべてが解決するといった魔法のような甘い言葉を吐くつもりはありません。
 
ただ「脱世間起業」という切り札があなたには残されている。
 
ぜひあなたも「脱世間起業」を、人生の選択肢の一つに加えてみてください。
 
居場所がないというあなたの切実な悩みに、きっと今までとは違う希望が見えてくるはずです。
 

もしこの記事があなたのお役に立てたのなら、
ぜひ他の方にも教えてあげてください。
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生きづらい人生の歩き方 <目次>

1.生きづらい人がAI時代に生き残れる仕事とは?
2.「世界一即戦力な男」に見る引きこもり脱出の糸口
3.生きづらい人向け「ビジネスの成功法則」
4.あなたは「善人」ですか「悪人」ですか?
5.お金は好きですか?-生きづらい人が陥るお金のジレンマ
6.「お金もうけ」にとらわれなくなる話
7.生きづらい人は「リア充」より「ジツ充」を目指そう
8.我慢してるのに自分勝手と言われる
9.生きづらさの正体
10.死んでも世界はつづくのか?
11.実存を充実させる生き方
12.他人の目が気になる人へ
13.「ジツ充」の極め方
14.不安の上手な対処法
15.変えられること、変えられないこと
16.「変えられること」の見つけ方
17.感情に飲み込まれない方法
18.自分と同じ症状の人が見当たらない
19.人生を変える方法
20.人生が変わる瞬間に必ず起こる問題
21.「心の空間」を生きる
22.話が噛み合わないと感じるなら
23.人生に疲れ果てたとき
24.「自分らしさ」とは何か?
25.AIと張り合うくらいなら
26.ジツ充とジコチュウの違い
27.社会に絶望している人へ
28.ネガティブ思考を変える適切な方法
29.生きづらい人は仕事を「三つ」もとう
30.心の健康法の効果が出ない理由
31.ベーシックインカムで将来も安心?
32.「悩み解決書」で悩みが解決しない理由
33.生きづらさを癒す一つの方法
34.もっとクヨクヨ考えよう
35.仕事を三つもつ理由
36.好きなことを仕事にする…?
37.苦しみの活かし方
38.向かい風を追い風にする生き方
39.行動力を身につける方法
40.お金との上手なつき合い方
41.自己洗脳と自己欺瞞
42.人並みという幻想
43.元気がないと幸せになれないのか?
44.「社会の常識」に振りまわされない
45.気が休まらない…
46.綺麗事に気づいてしまう人
47.生きづらい人が起業を成功させられる理由
48.そんなかんたんな話じゃない
49.人に気をつかい過ぎて疲れしまう
50.悩み過ぎて体がガチガチ
51.正解なんてない
52.心に余裕がない
53.誰に相談したらいいのかわからない
54.やる気はどこから湧いてくる?
55.人と対立してしまう
56.許すか、許さないか
57.生き方を決める
58.好きなこと探しの迷宮
59.生きづらさは誰のせい?
60.集中しすぎてしまう
61.居場所がない
62.不用意に交友関係を増やそうとしない
63.自分を最強の味方にする方法
64.世間のしがらみから脱け出したい
65.あと一歩が踏み出せない
66.なぜメンタルが弱いのだろう…?
67.生きづらい人が「苦手」を克服する方法
68.心配ごとが頭から離れない
69.認められたいのに認めてもらえない
70.引きこもりは「悪いこと」なのか?
71.楽に生きたい
72.失言が多いので減らしたい
73.誰も心配してくれない
74.お金の上手な使い方
75.やる気が出ないのはなぜなのか?
76.深く悩んでいる人の方が「えらい」のか?
77.生きづらい人が幸せになりたいなら
78.この人と結婚していいのか?
79.心が敏感な人向けの対処法から抜け落ちている視点
80.人生を変えられる人と、変えられない人の違い
81.親が嫌いな自分はおかしいのか?
82.著名人と自分を比べてしまう
83.自分を信じられない
84.上司や部下に言うことを聞いてもらえない
85.劣等感は克服も解消もしなくていい
86.ポジティブシンキングがうまくできない
87.結果だけで判断される社会
88.「自分がされたら嫌ことは他人にしてはいけない」の嘘
89.「性格が悪い」と言われてしまう
90.「ありのままの自分」というやっかいな問題
91.「お金」以外に8つの基準をもとう
92.どうしてこんなにつらいのに誰にも伝わらないのだろう?
93.仕事が恐い、職場が恐い - その恐怖の正体と解決策
94.「恩知らずな人」を許せない
95.他人を不愉快にさせてしまう
96.「等身大の自分」という言葉にひそむ罠
97.有効な「貯金」の仕方を身に着けよう
98.「なぜ怒っているのかわからない」と言われてしまう
99.頑張っているのに結果が出ない・・・
100.自分を「弱い」と感じている人へ
101.集団になじめないなら「思いどおり」にやろう
102.無駄に苦しんできただけだった
103.お金の不安をなくす方法
104.私の「すべて」をわかってもらいたい - わかってもらいたい症候群
105.なぜ苦しみを「克服」できないのか?
106.生きづらいなら「心地よい人生」を目指そう
107.生きづらい人は「扁桃体をいたわる生き方」を身に着けよう!
108.生きづらい人が自由になれる「メタ思考」とは?
109.世間との「ほどよい距離」の取り方とは?
110.たんたんと生きる
111.生きづらい人が目標を達成できない本当の理由
112.三理一体の法則がうまくいかない人の共通点とは?
113.カタルシスが生きづらさ脱出の「起爆剤」になる理由
114.「生きづらさ克服」の気力を失いそうなあなたへ
115.「仕事に行きたくない、家にいたい」当事者の声と具体的な対処法
116. 気が弱い人が人生を変える極意
117.消えない恨みへの「レベル別」対処法
118.生きづらさをこじらせる「完全な被害者バイアス」とは?
119.生きづらいなら「役割」を果たし人生を落ち着かせよう
120.生きづらい人にもっとも大切な支援
121.生きづらい人は「意志が弱い」のか?
122.自分軸よりも大切なもの -「実存軸」で生きよう
123.人の言葉に傷つきやすい人が知ると楽になる二つの事実
124.メタ思考力を鍛えたいなら「バカ」や「アホ」ともつき合おう
125.生きづらさの「原因」を安易に特定するネット記事が多すぎる
126.「誰でもHSP症候群」にかかった日本
127.「結論だけ欲しがる社会」に踊れされるな
128.生きづらい人は「ギバー」を目指さなくていい
129.「一人で生きていく」と決めた生きづらい人に必要な覚悟
130.マイノリティは、なぜ生きづらいのか?
131.生きづらい人の「意識」の上手な活かし方
132.もんもん耐性、それは自分の「本質」と向き合える力
133.生きづらい人はAIと仲良くなれる - 関係性のシンギュラリティ
134.「メンタルが強い人」のアドバイスを真に受けない
 


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読むと心が強くなるコラム

「読むだけで生きる勇気が湧いてくる」と大好評をいただいている、しのぶかつのり(信夫克紀)の連載コラムです。
もちろん<無料>でお読みいただけます。