TOP | コラム一覧 | 生きづらい人生の歩き方 | 生きづらい人は「扁桃体をいたわる生き方」を身に着けよう!


更新日:2021年7月21日

生きづらい人は「扁桃体をいたわる生き方」を身に着けよう!

 

生きづらい人は「扁桃体をいたわる生き方」を身に着けよう!

LinkIcon目次はコチラ   
 

生きづらい人生の歩き方

 

第107回
生きづらい人は「扁桃体をいたわる生き方」を身に着けよう!

 

┃生きづらい人が敏感な「扁桃体」とは?

 
生きづらい人は、扁桃体をいたわる必要があります。
 
それが「生きづらさ克服の大前提」だといっても、言い過ぎではありません。
 
では、それほどまでに重要な「扁桃体」とは、いったいなんなのでしょうか?
 
「扁桃体」は、脳の一部です。
 
扁桃体によって、目の前のできごとが危険かどうかを判断しています。
 

参照記事
扁桃体のはたらきについて詳しく解説しています。
生きづらい原因は脳の扁桃体?

 
生きづらい人は、この「扁桃体」が敏感です。
 
だから、いたわってあげることが重要。
 
というより、生きづらさを克服するためには「いたわらなければはじまらない」のです。
 
「扁桃体」は、小さな小さな魚の脳にも、ちゃんとついています。
 
それだけ生命にとって重要なものだということですね。
 
 

┃扁桃体が「どんな世界か?」を決めている

 
そんな、私たち生命にとって重要な「扁桃体」。
 
どれくらい重要なものかというと、この世界が「どんな世界か?」を決めてしまうほど重要なものなんです。
 
それもそのはず、危険かどうかを判断するものなのですから、敏感であれば、目の前の世界のあらゆるものが危険に見えてきます。
 
一方、扁桃体がドン感であれば、世界は危険を感じにくい穏やかなものに見えるでしょう。
 
つまり世界の性質というものは、誰に対しても一定のものではない。
 
世界は、一人ひとりの「扁桃体」によって「どんな世界か?」を決められている。
 
それこそが扁桃体の「本質」なのです。
 

参照記事
扁桃体の本質について詳しく解説しています。
扁桃体の本質

 
 

┃扁桃体は敵ではない、いたわる対象!

 
こんなお話をすると、
 
「そうか、扁桃体が生きづらさの原因だったのか!」
 
「扁桃体さえいなければ!」
 
「扁桃体めぇ~~~!」
 
と、扁桃体を「敵」だと感じる人がいます。
 
ちょっとお待ちください。
 
扁桃体は「敵」ではありません。
 
むしろあなたが「いたわる対象」です。
 
なぜなら、扁桃体は「子供時代の自分」だからです。
 
扁桃体の敏感度は、生まれつき、もしくは幼いころの環境によって決まってしまいます。
 
幼いころに危険や緊張を感じる環境にずっといたならば、扁桃体は敏感になってしまうのです。
 
つまり、扁桃体は「子供時代の自分」そのものだということ。
 
その「子供時代の自分」が、けなげに「今危ないよ!」「これは危険だよ!」と必死になってあなたに教えてくれているのです。
 
それを「敵」だなんて言ったら、かわいそうじゃないですか。
 
むしろあなたのためを思って危険を知らせてくれている、あなたの「味方」なのです。
 
だから「敵」だなんて思わずに、優しくいたわってあげましょう。
 
それは「子供時代の自分」をいたわってあげることになるのですから。
 
ぜひ「扁桃体をいたわる生き方」を身に着けてください。
 
 

┃扁桃体をいたわる生き方

 
世界の性質を決めるほどのインパクトをもつ「扁桃体」。
 
だから「扁桃体をいたわる生き方」を身につける必要がある。
 
それこそが、生きづらさを克服する大前提だということが、わかっていただけたのではないでしょうか。
 
では、じっさいに「扁桃体をいたわる生き方」を実践するには、どうすればいいのでしょうか?
 
それは「人生のフルモデルチェンジ」をすることです。
 
人生のあらゆることを、「扁桃体をいたわれるかどうか?」を基準に決めなおしていく。
 
考え方、体の使い方、友人、趣味、お金の使い方、勉強すること、貢献する相手、食事、睡眠、仕事、住まい、着るもの、パートナー・・・。
 
それらのことを「扁桃体をいたわれるかどうか?」で選びなおしていくのです。
 
「え?!そんなたいへんな!!」
 
そう思われますよね。
 
ごもっともだと思います。
 
だから、一気にやる必要はありません。
 
まずはそのような基準をもって、自分の人生を眺めてみる。
 
そこからはじめればOK。
 
それだけでも、いかに自分が「扁桃体に負担をかける生き方」をしていたかを、まざまざと思い知ることができるはずです。
 
そう。
 
自分の心を犠牲にして、うすっぺらな社会の価値観で評価されることに、いかに自分が「本気」になってしまっていたのかを、まざまざと思い知ることができるはずです。
 
 

┃人生のフルモデルチェンジにこそ「本気」になる

 
「扁桃体をいたわれるかどうか?」で、人生のあらゆることを決めていく。
 
つまり「扁桃体をいたわる生き方」のためには、「人生のフルモデルチェンジ」をする必要があります。
 
そして「人生のフルモデルチェンジ」をするためには、「扁桃体をいたわる生き方」をする必要があります。
 
互いに互いを必要としている理念。
 
この二つの理念は、離すことのできない、密接に結びついた関係なのです。
 
だから、生きづらい人は「人生のフルモデルチェンジ」をする覚悟を決めましょう。
 
「扁桃体をいたわってあげるためにはどうしたらいいか?」という基準で生きていく。
 
「本気」になるのだとしたら、そこにこそ「本気」になる。
 
そこにこそ「人生を賭ける」のです。
 
それは「子供時代の自分」をいたわることになるのですから、人生を賭けるに値するチャレンジだと思いませんか?
 
そしてなにより「扁桃体をいわたる生き方」を身につければ、あなた自身が楽になれる。
 
「心地よい人生」へとたどり着くことができるのです。
 
「扁桃体をいたわる生き方」にこそ「本気」になる。
 
「人生のフルモデルチェンジ」にこそ「本気」になる。
 
それこそが、生きづらさのなかをくぐり抜けてきた戦士であるあなたに、ふさわしいチャレンジなのです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶかつのり(信夫克紀)
 

もしこの記事があなたのお役に立てたのなら、
ぜひ他の方にも教えてあげてください。
Adic Salon入会受付中!生きづらさをチカラに変える!
 
 

生きづらい人生の歩き方 <目次>

1.生きづらい人がAI時代に生き残れる仕事とは?
2.「世界一即戦力な男」に見る引きこもり脱出の糸口
3.生きづらい人向け「ビジネスの成功法則」
4.あなたは「善人」ですか「悪人」ですか?
5.お金は好きですか?-生きづらい人が陥るお金のジレンマ
6.「お金もうけ」にとらわれなくなる話
7.生きづらい人は「リア充」より「ジツ充」を目指そう
8.我慢してるのに自分勝手と言われる
9.生きづらさの正体
10.死んでも世界はつづくのか?
11.実存を充実させる生き方
12.他人の目が気になる人へ
13.「ジツ充」の極め方
14.不安の上手な対処法
15.変えられること、変えられないこと
16.「変えられること」の見つけ方
17.感情に飲み込まれない方法
18.自分と同じ症状の人が見当たらない
19.人生を変える方法
20.人生が変わる瞬間に必ず起こる問題
21.「心の空間」を生きる
22.話が噛み合わないと感じるなら
23.人生に疲れ果てたとき
24.「自分らしさ」とは何か?
25.AIと張り合うくらいなら
26.ジツ充とジコチュウの違い
27.社会に絶望している人へ
28.ネガティブ思考を変える適切な方法
29.生きづらい人は仕事を「三つ」もとう
30.心の健康法の効果が出ない理由
31.ベーシックインカムで将来も安心?
32.「悩み解決書」で悩みが解決しない理由
33.生きづらさを癒す一つの方法
34.もっとクヨクヨ考えよう
35.仕事を三つもつ理由
36.好きなことを仕事にする…?
37.苦しみの活かし方
38.向かい風を追い風にする生き方
39.行動力を身につける方法
40.お金との上手なつき合い方
41.自己洗脳と自己欺瞞
42.人並みという幻想
43.元気がないと幸せになれないのか?
44.「社会の常識」に振りまわされない
45.気が休まらない…
46.綺麗事に気づいてしまう人
47.生きづらい人が起業を成功させられる理由
48.そんなかんたんな話じゃない
49.人に気をつかい過ぎて疲れしまう
50.悩み過ぎて体がガチガチ
51.正解なんてない
52.心に余裕がない
53.誰に相談したらいいのかわからない
54.やる気はどこから湧いてくる?
55.人と対立してしまう
56.許すか、許さないか
57.生き方を決める
58.好きなこと探しの迷宮
59.生きづらさは誰のせい?
60.集中しすぎてしまう
61.家にも世の中にも居場所がないときの解決法
62.不用意に交友関係を増やそうとしない
63.自分を最強の味方にする方法
64.世間のしがらみから脱け出したい
65.あと一歩が踏み出せない
66.なぜメンタルが弱いのだろう…?
67.生きづらい人が「苦手」を克服する方法
68.心配ごとが頭から離れない
69.認められたいのに認めてもらえない
70.引きこもりは「悪いこと」なのか?
71.楽に生きたい
72.失言が多いので減らしたい
73.誰も心配してくれない
74.お金の上手な使い方
75.やる気が出ないのはなぜなのか?
76.深く悩んでいる人の方が「えらい」のか?
77.生きづらい人が幸せになりたいなら
78.この人と結婚していいのか?
79.心が敏感な人向けの対処法から抜け落ちている視点
80.人生を変えられる人と、変えられない人の違い
81.親が嫌いな自分はおかしいのか?
82.著名人と自分を比べてしまう
83.自分を信じられない
84.上司や部下に言うことを聞いてもらえない
85.劣等感は克服も解消もしなくていい
86.ポジティブシンキングがうまくできない
87.結果だけで判断される社会
88.「自分がされたら嫌ことは他人にしてはいけない」の嘘
89.「性格が悪い」と言われてしまう
90.「ありのままの自分」というやっかいな問題
91.「お金」以外に8つの基準をもとう
92.どうしてこんなにつらいのに誰にも伝わらないのだろう?
93.仕事が恐い、職場が恐い - その恐怖の正体と解決策
94.「恩知らずな人」を許せない
95.他人を不愉快にさせてしまう
96.「等身大の自分」という言葉にひそむ罠
97.有効な「貯金」の仕方を身に着けよう
98.「なぜ怒っているのかわからない」と言われてしまう
99.頑張っているのに結果が出ない・・・
100.自分を「弱い」と感じている人へ
101.集団になじめないなら「思いどおり」にやろう
102.無駄に苦しんできただけだった
103.お金の不安をなくす方法
104.私の「すべて」をわかってもらいたい - わかってもらいたい症候群
105.なぜ苦しみを「克服」できないのか?
106.生きづらいなら「心地よい人生」を目指そう
107.生きづらい人は「扁桃体をいたわる生き方」を身に着けよう!
108.生きづらい人が自由になれる「メタ思考」とは?
109.世間との「ほどよい距離」の取り方とは?
110.たんたんと生きる
111.生きづらい人が目標を達成できない本当の理由
112.三理一体の法則がうまくいかない人の共通点とは?
113.カタルシスが生きづらさ脱出の「起爆剤」になる理由
114.「生きづらさ克服」の気力を失いそうなあなたへ
115.「仕事に行きたくない、家にいたい」当事者の声と具体的な対処法
116. 気が弱い人が人生を変える極意
117.消えない恨みへの「レベル別」対処法
118.生きづらさをこじらせる「完全な被害者バイアス」とは?
119.生きづらいなら「役割」を果たし人生を落ち着かせよう
120.生きづらい人にもっとも大切な支援
121.生きづらい人は「意志が弱い」のか?
122.自分軸よりも大切なもの -「実存軸」で生きよう
123.人の言葉に傷つきやすい人が知ると楽になる二つの事実
124.メタ思考力を鍛えたいなら「バカ」や「アホ」ともつき合おう
125.生きづらさの「原因」を安易に特定するネット記事が多すぎる
126.「誰でもHSP症候群」にかかった日本
127.「結論だけ欲しがる社会」に踊れされるな
128.生きづらい人は「ギバー」を目指さなくていい
129.「一人で生きていく」と決めた生きづらい人に必要な覚悟
130.マイノリティは、なぜ生きづらいのか?
131.生きづらい人の「意識」の上手な活かし方
132.もんもん耐性、それは自分の「本質」と向き合える力
133.生きづらい人はAIと仲良くなれる - 関係性のシンギュラリティ
134.「メンタルが強い人」のアドバイスを真に受けない
135.雑談力は必要か?雑談できないあなたへ
136.嫉妬しやすい人が「嫉妬しない人」になりたいなら
137.お金に振り回されなくなる「二つの力」
138.日本社会で生きづらい人が苦しんでいる本当の理由
139.自分は本当に「生きづらい」のだろうか?
140.生きづらい人はコミュニケーションが得意という事実
141.内にこもりたいとき、あなたはどうしていますか?
142.「憧れの人」を目指すな - ビジネスの成功者に憧れる生きづらい人へ
143.私には不満がない
144.「無駄にプライドが高い人」が好きだ
145.その他大勢になるな、唯一無二のままであれ。
146.「生きる意味」が見つからない、生きづらい人へ
147.「異物」として生きて
 


おかげ様でコラム数500本突破!

読むと心が強くなるコラム

「読むだけで生きる勇気が湧いてくる」と大好評をいただいている、しのぶかつのり(信夫克紀)の連載コラムです。
もちろん<無料>でお読みいただけます。