実存を充実させる生き方

 

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生きづらい人生の歩き方

 

第11回
実存を充実させる生き方

 
先日、
 
リア充を目指すより
 
というコラムを公開し、おかげ様で大きな反響をいただき私自身もとても驚いています。
 
社会の価値観に振り回されない生き方がいかに求められているのか。
 
それをヒシヒシと実感させていただく機会となりました。
 
そのコラムに登場したのが、
 
「ジツ充」
 
という存在です。
 
それは「実存」を充実させている人。
 
「私にしかできないことをしているのだ」という強い実感とともに生きている人。
 
つまり、
 
「私という存在そのもの」
 
を満たして生きている人です。
 
そう言われてしまうと、疑問や反感を覚える方もいるかもしれません。
 
たしかにそうですよね。
 
実存を満たせたらそれが一番いいのはわかっている。
 
でも、自分には特別な能力もない。
 
人とあきらかに違う点なんて持っていない。
 
社会に爪あとを残すような大それたことをしたいとも思えない。
 
そんな自分が「ジツ充」になるなんて無理な話だ、と。
 
そう感じるのが、とても自然だと思います。
 
でも「ジツ充」とは、そんなに大げさな存在ではないのです。
 
もっとシンプルに、自分の人生を充実させている人なんです。
 
そこで、今回は「ジツ充」について、もう少し詳しくお話ししてみたいと思います。
 
「ジツ充」は、人と違った特別なことをしなければならないわけではありません。
 
また、社会的に大きな意義のあることをしなくてもいい。
 
日常の行動、その一つひとつの価値を「自覚」するだけでいいのです。
 
たとえば、私は犬の散歩を毎日しています。
 
日本ではよく見かける光景です。
 
でも私は、そのよく見かける「犬の散歩」で「ジツ充」となっています。
 
なぜなら、その散歩は私にしかできないことだからです。
 
したがって、必死になってその時間を確保しています。
 
「え、その程度のこと?」と思われたでしょうか。
 
もちろん、他の人に散歩を頼むことも、ペットシッターさんを呼ぶこともできますよね。
 
本当に「自分にしかできない」ということではないように思えます。
 
たしかにそうです。
 
「犬の散歩」という行動だけとらえたら、代わりはいくらでもいるでしょう。
 
しかし、「その時、その場所で、私がする、この犬の散歩」は、私にしかできないのです。
 
同じように、「その時、その場所で、あなたが、何かをする」ということは、あなたにしかできません。
 
あなたがとるどんな行動であっても、あなたにしかできないということ。
 
その価値を明確に「自覚」しながら生きる人が「ジツ充」なのです。
 
何か特別なことをするから「ジツ充」になれるのではありません。
 
何をするときにでも、その時、その場所で自分がとる行動は、究極的には自分にしかできないことなのだと「自覚」して行動する人が「ジツ充」になれるのです。
 
たとえば「飲み会に行く」という行為はあなたでなくてもできることです。
 
しかし、その日、その時、その場所の飲み会で、あなたという人格でその人たちに接することは、あなたにしかできないこと。
 
それを「自覚」し、その飲み会を生きるのです。
 
たとえば「朝食をとる」という行為はあなたでなくてもできることです。
 
しかし、その日、その時、あなたという人格でその米粒を食べるのは、あなたにしか許されていないのです。
 
そこで何をするかがあなたに問われている。
 
その問いを「自覚」して行動で答えていく人が「ジツ充」です。
 
その行動の先には、乾き切った心に、濃密な液体が「ジュワ~ッ」としみ込んでヒタヒタに満たされていくような充足感が待っているのです。
 
自分にしかできないということを明確に「自覚」できるようになると、人生は洗練されていきます。
 
感情や感覚も同じように洗練されていき、余計なことに惑わされなくなっていきます。
 
ブレない自分、自由な自分ができあがっていくのです。
 
友人と連日酒を飲んで大騒ぎする必要もない。
 
ウキウキワクワクする出来事をわざわざ探し求める必要もない。
 
広告や人の自慢話に振り回されてお金や物を欲しがることもなくなります。
 
なぜなら…、
 
実存が満たされることで、そんな上辺だけの行動では得られない濃厚な充実感が、毎日、魂の底からわきあがってくるからです。
 
私は生きづらさ専門カウンセラーという仕事をさせていただいています。
 
私と同じ仕事をできる人は山ほどいるでしょう。
 
でも、その日、その時、その場所で、私という人格で、私の経験をもって、その人に対してカウンセリングをさせていただく機会が与えられているのは、私しかいません。
 
私は常にその「自覚」を持って、カウンセリングにのぞんでいます。
 
私に限らず、あなたも、その日、その時、その場所で、あなたという人格を持って生きるという機会を与えられています。
 
瞬間ごとに訪れるその「たった一度の機会」をどう活かすか。
 
常に問われている。
 
今も問われている。
 
その問いに答えることができるのは、この世界中で、いやこの宇宙の歴史の中で、あとにも先にもあなた一人しかいないのです。
 
過去から未来にわたり、宇宙に存在する膨大な全生命の中で、その権利が与えられているのはあなたただ一人だけなのです。
 
何をするかではない、特別なことをするのでもない。
 
どんなことであっても、これは自分にしかできないことなのだと「自覚」しながら生きている人。
 
それが実存を充実させた人、
 
ジツ充
 
なのです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
信夫克紀(しのぶ かつのり)
 


生きづらい人生の歩き方 <目次>

1.AI時代に生き残る仕事
2.「世界一即戦力な男」に見る引きこもり脱出の糸口
3.これからのビジネスの成功法則
4.善人なんていない
5.お金は好きですか?
6.「お金もうけ」にとらわれなくなる話
7.「リア充」を目指すより
8.我慢してるのに自分勝手と言われる
9.生きづらさの正体
10.死んでも世界はつづくのか?
11.実存を充実させる生き方
12.他人の目が気になる人へ
13.「ジツ充」の極め方
14.不安の上手な対処法
15.変えられること、変えられないこと
16.「変えられること」の見つけ方
17.感情に飲み込まれない方法
18.人に拒絶されると傷ついてしまう
19.人生を変える方法
20.人生が変わる瞬間に必ず起こる問題
21.「心の空間」を生きる
22.話が噛み合わないと感じるなら
23.人生に疲れ果てたとき
24.「自分らしさ」とは何か?
25.AIと張り合うくらいなら
26.ジツ充とジコチュウの違い
27.社会に絶望している人へ
28.ネガティブ思考を変える適切な方法
29.仕事は三つもつ
30.心の健康法の効果が出ない理由
31.ベーシックインカムで将来も安心?
32.「悩み解決書」で悩みが解決しない理由
33.生きづらさを癒す一つの方法
34.もっとクヨクヨ考えよう
35.仕事を三つもつ理由
36.好きなことを仕事にする…?
37.苦しみの使い方
38.向かい風を追い風にする生き方
39.行動力を身につける方法
40.お金との上手なつき合い方
41.自己洗脳と自己欺瞞
42.人並みという幻想
43.元気がないと幸せになれないのか?
44.社会の常識に振り回されない
45.気が休まらない…
46.綺麗事に気づいてしまう人
47.生きづらい人が起業を成功させられる理由
48.そんなかんたんな話じゃない
49.人に気をつかい過ぎて疲れしまう
50.悩み過ぎて体がガチガチ
51.正解なんてない
52.心に余裕がない
53.誰に相談したらいいのかわからない
54.やる気はどこから湧いてくる?
55.人と対立してしまう
56.許すか、許さないか
 

 
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