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更新日:2021年4月9日

認められたいのに認めてもらえない

 

認められたいのに認めてもらえない

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生きづらい人生の歩き方

 

第69回
認められたいのに認めてもらえない

 

┃生きづらい人が苦しむ「認めてもらえない悪循環」

 
あなたは「認められたい」と願ったことがありますか?
 
父親に認められたい、母親に認められたい。
 
友達に認められたい、恋人に認められたい。
 
上司に認められたい、同僚に認められたい。
 
先生に認められたい、同級生に認められたい。
 
夫に認められたい、妻に認められたい、子供に認められたい。
  
しかし、なかなか認めてもらえない・・・。
 
そう思い悩んだことがありますでしょうか。
 
この「認められたいのに認めてもらえない」という問題は、じつは生きづらいと感じている多くの方が抱えている問題です。
 
なぜなら、生きづらい人の感性は「独特」であることが多いから。
 
そのため周囲の人に認めてもらえないことが多いのです。
 
たとえば、自分の考えを伝えても認められない。
 
アイディアを述べたり企画を出しても認められない。
 
どんなに苦しいかを訴えても認められない。
 
だからこそ、より認めてもらいたいと思ってしまう。
 
そしてアピールが大きくなる。
 
そうすると余計にうっとうしがられて、さらに認めてもらえなくなるのです。
 
まさに悪循環。
 
生きづらい人の多くは、こんな「認められたいのに認めてもらえない」という悪循環に苦しんでいます。
   
 

┃認めてもらえない悪循環から脱け出せる「三つの質問」

 
認められたいのに認めてもらえないのは、本当にしんどいことです。
 
そこにに「認められない悪循環」を抱えてしまったら、より苦しくなってしまいます。
 
では、どうすれば「認められない悪循環」を解消することができるのでしょうか。
 
それは、自分に「三つ質問」をしてみることが効果的です。
 
もしあなたが「認められたいのに認めてもらえない」と感じているのなら。
 
あなたを認めてくれない人たちの顔を思い浮かべてください。
 
一人ひとりじっくりと。
 
では、ここで「一つ目の質問」です。
 
あなたは、その人のことを心の底から認めていますか?
 
その人の優れている点、すごいと思える点、尊敬できる点をすんなりといくつも挙げられるでしょうか?
 
もし挙げられないのなら、あなたはその人を認めていないのかもしれません。
 
自分が相手を認めていないのに、相手に自分を認めてもらおうとしていた・・・。
 
冷静に考えてみると、ちょっと無理がありますよね。
 
人間は、自分を認めようとしない相手を受け入れることはなかなかできない生き物です。
 
きっとその人も、あなたがを自分を認めていないことを、なんとなく感じ取っているでしょう。
 
だから、あなたが認められたいのなら、まず相手のことを心の底から認めようとしてみましょう。
 
そうすれば、相手もあなたを認めようとしてくれるかもしれません。
 
ただ、これだけだと「お道徳」に聞えますよね。
 
じっさいに、あなたがどうしても認めたくない相手もいるでしょう。
 
しかし、その相手からも認めてもらいたいと思ってしまう・・・。
 
それが「認めてもらいたい悪循環」のやっかいなところです。
 
では、いったいどうすればいいのでしょうか?
 
 

┃その人は認めてもらう価値のある人か?

 
あなたがもし、自分が認めていない人にまで認めてもらおうとしているのなら。
 
どうしても、「認めてもらいたい!」という思いから脱け出せないのなら。
 
自分に「二つ目の質問」をしてしみましょう。
 
その人は認めてもらう価値のある人ですか?
 
自分にとって価値のない人に認めてもらって、果たしてそこになんの意味があるのでしょうか?
 
苦しい思いをしてまで、懸命に努力やアピールをする意味があるのでしょうか?
 
あなたにとって価値のある人から認めてもらえれば、それはうれしいことでしょう。
 
しかし、たいして価値のない人からいい認められるために必死なったり悩むのは、労力を無駄に消費していると言えるのではないでしょうか。
 
つまり、相手が自分を認めるのにふさわしい人物なのかどうかを真剣に見極めてみるということです。
 
その結果「認めてもらう価値がないな」と感じたのなら。
 
多くの「認めてもらいたい悪循環」が解消していくはずです。
 
 

┃まずは自分で自分を認めることが大切な理由

 
それでもやっぱり悪循環がおさまらない。
 
どうしても「認めてもらいたい」という欲求がくすぶってしまうことがあります。
 
そんなときは「三つ目の質問」です。
 
「私は自分のことを認めているだろうか?」
 
自分で自分を認めていないのに、他人からは認めてもらおうなんてムシのよすぎる話です。
 
だから、他人から認めてもらいたいなら、まずは自分で自分を認める必要があるのです。
 
「でも、自分に認められるところなんてない・・・」
 
もし、あなたがそう感じているのなら。
 
あなたは、世間の価値観にとらわれているのかもしれません。
 
私たちの生きる社会は「結果」ばかりを認めます。
 
学校の成績、営業成績、スポーツの順位、入試や国家試験。
 
とにかく、なにかを成したあとの「結果」しか認めようとしないのです。
 
自分の「結果」を認めたところで、悪循環からは脱け出せません。
 
なぜなら、次の「結果」を求めてしまうだけだからです。
 
だから重要なのは「プロセス」。
 
あなたの人生の「プロセス」を、自分で認めるのです。
 
生きづらさを抱えながら、日々を生き抜いてきたという「プロセス」。
 
そここそを、自分で認めるのです。
 
こんなにすごいことができたという「結果」よりも、大きな苦しみを乗り越えてきた「プロセス」を自分で認めるのです。
 
そうすることで、はじめて「認めてもらいたい悪循環」から脱け出していくことができます。
 
 

┃赤い鼻のトナカイの本当の「すごさ」とは?

 
これは自分で自分を認めるときだけではなく、他の人に認めてもらうときにも当てはまります。
 
あなたがどれだけできたかという「結果」ばかりに目を向ける人は、もうあなたに必要ありません。
 
あなたがどれだけ苦しんでいるか、それを乗り越えることがいかに「すごい」ことなのか。
 
そんな「プロセス」を認めてくれる人を探しましょう。
 
生きづらい人は「結果」を認められるよりも、「プロセス」を認められた方が「認められたい」という欲求がおさまるのです。
 
同じ苦しみを抱えた人同士が相談し合う「ピアカウンセリング」の効果が高いのも、まさにそのためです。
 

参照記事
ピアカウンセリングについて詳しく解説しています。
生きる意味を見失ったときにするべきこと

 
赤い鼻のトナカイというクリスマスソングがありますよね。
 
真っ赤な鼻のことでいつも笑われていたトナカイさんが、サンタさんに、
 
「おまえの鼻は暗い夜道で役に立つんだよ」
 
と認めてもらって大よろこびするというストーリーです。
 
たしかに、このサンタさんは優しいと思います。
 
でも、これでは「役に立つからすごい」のであって、もし役に立たなかったら「すごくない」ということになってしまいます。
 
このサンタさんは、トナカイが自分の仕事にもたらす「結果」を認めているにすぎません。
 
トナカイの人生の「プロセス」を認めているわけではないのです。
 
このトナカイは、サンタさんや周囲の人に惑わされず、もっと自分の「プロセス」を認める必要があります。
 
だって、「いつも泣いてた」というくらいの悲しみを背負って生きてきたんですよ。
 
好きで赤い鼻に生まれたわけでもないのに。
 
自分にはなんの責任もないのに。
 
にもかかわらず周囲から笑われるというその運命を突破しながら、毎日を生きているんですよ。
 
それだけで「すごい」じゃないですか。
 
このトナカイは、鼻が夜道を照らすから「すごい」のではありません。
 
生きてるだけで「すごい」のです。
 
人から笑われるという宿命のなかで、涙を流しながらも毎日を生きているからこそ、それだけで「すごい」のです。
 
このトナカイは、その「事実」に気づく必要があります。
 
そして、その「事実」を共有できる人にだけ認めてもらえばいいのです。
 
生きづらさを抱えながら、それでも人生を投げ出さず日々を生きている。
 
次々に襲いかかってくる苦しみと格闘しながら毎日を生きている。
 
それだけで「すごい」のだと。
 
生きづらいからこそ「すごい」のだと。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶかつのり(信夫克紀)
 

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生きづらい人生の歩き方 <目次>

1.生きづらい人がAI時代に生き残れる仕事とは?
2.「世界一即戦力な男」に見る引きこもり脱出の糸口
3.生きづらい人向け「ビジネスの成功法則」
4.あなたは「善人」ですか「悪人」ですか?
5.お金は好きですか?-生きづらい人が陥るお金のジレンマ
6.「お金もうけ」にとらわれなくなる話
7.生きづらい人は「リア充」より「ジツ充」を目指そう
8.我慢してるのに自分勝手と言われる
9.生きづらさの正体
10.死んでも世界はつづくのか?
11.実存を充実させる生き方
12.他人の目が気になる人へ
13.「ジツ充」の極め方
14.不安の上手な対処法
15.変えられること、変えられないこと
16.「変えられること」の見つけ方
17.感情に飲み込まれない方法
18.人に拒絶されると傷ついてしまう
19.人生を変える方法
20.人生が変わる瞬間に必ず起こる問題
21.「心の空間」を生きる
22.話が噛み合わないと感じるなら
23.人生に疲れ果てたとき
24.「自分らしさ」とは何か?
25.AIと張り合うくらいなら
26.ジツ充とジコチュウの違い
27.社会に絶望している人へ
28.ネガティブ思考を変える適切な方法
29.生きづらい人は仕事を「三つ」もとう
30.心の健康法の効果が出ない理由
31.ベーシックインカムで将来も安心?
32.「悩み解決書」で悩みが解決しない理由
33.生きづらさを癒す一つの方法
34.もっとクヨクヨ考えよう
35.仕事を三つもつ理由
36.好きなことを仕事にする…?
37.苦しみの使い方
38.向かい風を追い風にする生き方
39.行動力を身につける方法
40.お金との上手なつき合い方
41.自己洗脳と自己欺瞞
42.人並みという幻想
43.元気がないと幸せになれないのか?
44.「社会の常識」に振りまわされない
45.気が休まらない…
46.綺麗事に気づいてしまう人
47.生きづらい人が起業を成功させられる理由
48.そんなかんたんな話じゃない
49.人に気をつかい過ぎて疲れしまう
50.悩み過ぎて体がガチガチ
51.正解なんてない
52.心に余裕がない
53.誰に相談したらいいのかわからない
54.やる気はどこから湧いてくる?
55.人と対立してしまう
56.許すか、許さないか
57.生き方を決める
58.好きなこと探しの迷宮
59.生きづらさは誰のせい?
60.集中しすぎてしまう
61.居場所がない
62.不用意に交友関係を増やそうとしない
63.自分を最強の味方にする方法
64.世間のしがらみから脱け出したい
65.あと一歩が踏み出せない
66.なぜメンタルが弱いのだろう…?
67.生きづらい人が「苦手」を克服する方法
68.心配ごとが頭から離れない
69.認められたいのに認めてもらえない
70.引きこもりは「悪いこと」なのか?
71.楽に生きたい
72.失言が多いので減らしたい
73.誰も心配してくれない
74.お金の上手な使い方
75.やる気が出ないのはなぜなのか?
76.深く悩んでいる人の方が「えらい」のか?
77.生きづらい人が幸せになりたいなら
78.この人と結婚していいのか?
79.心が敏感な人向けの対処法から抜け落ちている視点
80.人生を変えられる人と、変えられない人の違い
81.親が嫌いな自分はおかしいのか?
82.著名人と自分を比べてしまう
83.自分を信じられない
84.上司や部下に言うことを聞いてもらえない
85.劣等感は克服も解消もしなくていい
86.ポジティブシンキングがうまくできない
87.結果だけで判断される社会
88.「自分がされたら嫌ことは他人にしてはいけない」の嘘
89.「性格が悪い」と言われてしまう
90.「ありのままの自分」というやっかいな問題
91.「お金」以外に8つの基準をもとう
92.どうしてこんなにつらいのに誰にも伝わらないのだろう?
93.仕事が恐い、職場が恐い - その恐怖の正体と解決策
94.「恩知らずな人」を許せない
95.他人を不愉快にさせてしまう
96.「等身大の自分」という言葉にひそむ罠
97.有効な「貯金」の仕方を身に着けよう
98.「なぜ怒っているのかわからない」と言われてしまう
99.頑張っているのに結果が出ない・・・
100.自分を「弱い」と感じている人へ
101.集団になじめないなら「思いどおり」にやろう
102.無駄に苦しんできただけだった
103.お金の不安をなくす方法
104.私の「すべて」をわかってもらいたい - わかってもらいたい症候群
 


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